バリ島/ペット事情
バリ島では道路にノホホンと寝転がる犬がたくさんいます。
日本から初めて来たお客様には野犬と見えると思いますが
実はちゃんとバリ人が飼っています。
しかしながら放し飼いなので、犬は相当に自由に行動していて
エサをもらえる時だけ帰ってくるなんて状態です。
一般的にローカルの人の犬に対する見解です。
一応犬には名前もあったりしますが、ペットというよりも
家畜に近い扱われ方、もしかしたらそれ以下かもしれません。
人間には決して逆らってはいけないし、粗相をしたら思いっきり
足蹴にされてしまいます。
可愛がるというよりも、防犯のために飼っている家が多いです。
それでも、以前よりはまだマシになって気もします。
外国人のペット事情を知って、首輪をつけたりしている犬も
多く見かけるようになりました。
場所によってはまだまだ皮膚病だらけで痩せこけた犬もいますが
デンパサール辺りではそこそこエサをもらっている様子。
こんな風にワルンでお客様のおこぼれを頂戴とたくらむワンコ。
「おい!」って声をかけたら、愛らしい目つきで振り向いてくれました。
普通のバリ人の感覚だと犬は人間以下でしかないので、日本のような
家族同然の扱いというものが理解出来ないようです。
バリ人を驚かしたり、笑わせたりする話の一つが日本のペット事情。
・飼い主が旅行に行く時は犬をペットホテルに預けるんだよ
・犬の為の美容室だってあるのよ
これらの話をすると、みんな一様にそんな犬にお金をかけるなんて
信じられないという顔をして笑います。
日本から来たばかりの時に、ついうっかり自分の残った食べ物を
犬にあげようとして差し出したら、えらい勢いで怒られたことがあります。
犬が使ったお皿はもう人間は使えないんですって。
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