田舎のブタ
田舎では子豚を生ませる為のブタが飼われています。
インドネシアの多数を占めるイスラム教ではブタは
不浄の動物ですが、バリ島に限ってはヒンドゥー教なので
ブタは全然平気です。
ヒンドゥー教徒が食べられないのは牛肉。でも最近の若い人は
平気で食べています。聖職者は絶対ダメなのですって。
お祭りや儀式などがあると、ブタはお供えとしても使われます。
日本では確か免許がないとブタを解体することは出来ないはずですが
バリ島ではごく普通の人が庭先でブタを殺して丸焼きにしたり
料理したりしています。
生きたブタを殺す瞬間の光景は凄まじいものがありますよ。
押さえつけられたブタの首のあたりの動脈を海賊さんが使いそうな
大きなナイフでブスッと刺すんです。その時のブタの断末魔の
叫び声ったら!!この作業は誰にでも出来るかというと、そうではなくて
ブタをご臨終させる役目を請け負う人が村には何人かいるそうです。
日本人としてはなんとも堪え難い光景ですが、バリ人の子供達は平気で
目の前で観察しています。逞しいですよね。小さい頃から見慣れて
いるんでしょう。
「うへぇ〜」なんて目を背けてしまったブタの解体ですが、いざ
肉の固まりになって出来立てのサテ(串焼き)を食べると肉が
なんとも美味しいこと!!
生き物を殺して食べるって、こういうことなんだ・・・。
日本ではスーパーマーケットに切られた肉が整然と並んだのを
買うだけだから、ブタの生死なんて現実味がないですよね。
バリ島ではこんな原始的な生き物を殺して解体してキレイに洗って、
切り刻んでそれから料理するっていうことを学習することが出来ます。
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