レロス島の休日 PART1

公開日 : 2012年03月24日
最終更新 :

 そろそろギリシャの観光がオンシーズンを迎えるので、今回は昨年9月に訪れたレロス島をご紹介しようと思います。ブログをお休みしていた間でしたが、1週間滞在し素敵な休日を過ごしました。何度かに分けて旅行記を綴っていきたいと思います。

 レロス島はドデカニサ諸島の中のひとつ、小さな島で、良質な海綿(天然スポンジ)採りで有名なカリムノス島の隣に位置します。

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 小さな島ですが空港があります。空港自体は滑走路とちょっとした施設しかなく、とても小さなものでした。アテネから約1時間のフライト。満席でしたが、約70人乗りくらいの小さな飛行機でした。

 ドデカニサ諸島には、対トルコの防衛拠点として大きな軍事基地がありますが、この島にも大規模な軍の施設があります。またレロス島は古代から軍用港の役割を持ち、第2次世界大戦中もイタリア軍が重要な軍事拠点として利用していました。

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  空港のあるパルセニからレンタカーを借り、宿泊ホテルのあるクリソニへ。「Crithonis Paradice」というホテルに宿泊。プールからジャグジー施設、幾つかのレストランやバーなどを兼ね備えた比較的大型のホテルでした。宿泊客はドイツや北欧からの観光客が多かったです。朝食のブッフェなども充実してました。

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 古代、レロス島には女神アルテミスの神殿があったそうです。レロス島の周辺には幾つかの小島がありますが、そのひとつファルマコ島には、共和制ローマ期の政治家、軍人のシーザー(カエサル)が海賊にとらえられて、約40日拘束されていたという話もあります。

 東ローマ帝国時代の11世紀に建てられたお城が遺されています。お城の近くまで車で登れますが、中はけっこう広く、風が強い中で昇ったり降りたり、かなりいい運動になります。レロス島を見渡せる絶好のスポットで、素晴らしい景色が眼下に広がります。トップの画像はここからの眺めです。

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 運動した後は待望のランチタイム。レロス島の有名なプサロタヴェルナ(フィッシュタヴェルナ)の「オ ソトス」へ。ドゥリモナスにあります。店自体はいかにも島の古いタヴェルナという雰囲気で、高級感はありませんが、とても評判の店なので、レロス島を訪れる国内外の有名人も必ず立ち寄るとか。オーナーシェフのソトスさんはいたって素朴なおじさんで、上半身裸で店内をふらふらしています(笑)。「どんな有名人がきたってこの格好で挨拶するよ」とソトスさん(画像右下)。

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 店の前のに設置してある魚を採るカゴ網を見せてくれました。新鮮なお魚がたくさん入っています。とにかく新鮮な海の幸をシンプルに調理することがモットーだそうです。美味しくて滞在中は何度も通ってしまいました。

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 その場で割られた新鮮なウニにレモンを少し絞っていただきます。パンにのせて食べたりもします。お寿司で食べる日本のウニも美味しいですが、ギリシャのウニも美味しいです。

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 カニの身がぎっしりのサラダ。特製のマヨネーズベースのソースと合っていてすごく美味、行くたびにオーダーしました。トマトや玉ねぎなどの野菜は、地元の契約農家から仕入れられており、味が濃くて美味しかったです。

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 小エビのフライもプリプリでいくらでも食べれるかんじでした。貝類はいろいろと種類が豊富に取り揃えられ、毎回違うものを出していただきました。右下の画像はピナという大型の貝。貝殻はゆうに50cmはありました。身は牡蠣のような味でしたが、もっと濃い味わいでした。

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 次回はレロス島の素晴らしいビーチや、他のレストラン情報などをご紹介しようと思います。

明日25日は独立記念日で祝日ですが、サマータイムに切り替わる日でもあります。明日から10月の最終日曜日まで、日本とギリシャの時差は6時間になります。

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