中央魚市場へ...シーフード三昧の日

公開日 : 2012年02月29日
最終更新 :

 2月27日はカサラ・デフテーラ(聖灰月曜日)と呼ばれ、パスハ(復活祭)の前の節食期間のスタートとして、魚介類や野菜料理を食べる習慣の日でした。アテネ都心の中央市場の魚介類売り場は、前日の22時から当日の13時まで大売出しをするので、ものすごく混雑しますが^^;ことしも出かけてきました。

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 毎年、一緒に行く友人は以前、シェフとしてレストランで働き、現在はケータリングサービスのお料理を仕出している人なので、新鮮なシーフード選びに余念がなく、いつも便乗していいものを買ってくることができます^^中央魚市場のお客は圧倒的に男性が多く、一般客に混じりレストランのオーナーシェフなどプロの人々も多いらしいです。この日は冷たい雨の降りしきる寒い日だったので、そんなに混雑していないかな~と思ったら、案の定、日本の電車のラッシュアワー並みに凄まじく混んでました^^;

 ものすごい量の魚介類が売られ、中には冷凍の輸入物もありますが、マケドニア地方はカヴァラからのエビ1.2キロ(小さいものなので、50匹くらい)10ユーロ、レスボス島からのムール貝1.2キロ、5ユーロなどなど、お値打ちに入手できました。友人の懇意の店で、天然モノの鯛も買いました^^

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 カサラ・デフテーラの前の週末にはフライング(というか、当日は予約でいっぱいだったので、日をずらしました)で、お気に入りのフィッシュタヴェルナ「アルグラ」で美味しいシーフードをいただきました。

 いつもオーダーするムール貝と海草のマリネ風サラダや、ウニパスタの他に、カサラ・デフテーラにいただく定番料理のタラモサラタ(魚卵やマッシュポテトベースのペースト)もいただきました。通常はジャガイモを使用することが多い料理ですが、オーナー曰く、サツマイモを使ってみたそうです。甘みのあるコクが出ていて美味しかったです。添えられたスズキのマリネ風も新鮮で美味でした。

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 ケフデデスと言われるミードボールの揚げ物、お肉や野菜などいろいろなタイプがありますが、これはペトゥロソリネスというちょっと細長い貝のケフテデスだそう。貝の旨味と数種の果物を使ったチャツネソースが合っていてクセになる美味しさ~♪

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 当日は自宅でシーフード三昧。ムール貝は、白ワイン、ガーリック、マイダノというハーブのみであっさり目にワイン蒸しに。けっこうな量でしたが、あっという間に全部たいらげてしまいました^^;

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 エビはトマトソースのパスタに。さすがに全部は使い切れず、半分にしましたが、少し残りのムール貝も入れて、旨味たっぷりに仕上がり、とても美味しかったです。

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 さて節食期間といっても我が家はほとんどしないのですが、クリスマス以来、体重が増えてますので実行するべきか...。

 去年、一時帰国の際、視聴したテレビ番組で興味深かったのは、必要カロリー量から25%ほど減らしてカロリー制限をすると、7週目から「サーチュイン遺伝子」なるものが目覚め、100種類以上の老化要因を抑制し、寿命を延ばすことがわかったということでした。節食期間は宗教的な理由からきているとはいえ、昔の人々は健康な生活を送るために様々な知恵を生み出したと思うので、納得です。日本でも昔から、腹八分目と言いますものね。ことしこそはこれを機会にダイエットしたいと思うところです。

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