グランドキャニオンとどちらが上か 彼らも気になるチャリンキャニオン
夏だ自然だという事で、今回は南の首都アルマティでの話です。
アルマティを旅行しようという事で、改めてアルマティの事をネット検索してみます。
原っぱの真ん中にぽつんと存在するアスタナと違い、温かな気候に山や川、アルマティには自然が一杯です。
その中でも特に我々の興味をひいたのが、チャリンキャニオンという渓谷でした。
アルマティから200km。車をチャーターしなければたどり着けないというところも面白そうです。
幾つかのサイトから、一番良さそうなツアー会社で予約します。
四駆自動車での往復とドライバー、さらに昼食がついて一人当たり15,000テンゲ(約5,000円)。
ガイド(ロシア語/英語)も付ける事が出来ますが、これはいらなさそうです。
時間通り、朝の8時。屈強な運転手が日産のでっかい四駆でお迎えにやってきます。
ここから一路、東を目指します。
高速道路で街を離れ、草を食む馬たちの横を抜け、今まさに建造中の未舗装路を走ります。
運転手の話だと、多くの主要道路はソ連時代に作られたものを使用しているのだとか。
そうこうしているうちに目的地に到着です。
駐車場で車を停め、運転手はここで待機します。
渓谷沿いに道を進んで突き当たりに川があり、そこで折り返す小一時間の散歩コースの様です。
駐車場からだいたい1.5Km、川と隣接する「Eco Park」の看板が見えてきます。
ちょっとしたカフェなどもあります。
歩いたのでビールを注文しましょう。アルマティにしかない瓶ビールが出てきます。
ここユルタもなんかもあり、宿泊も出来るのでしょう。
駐車場に戻る途中、正確には正午に差し掛かるかどうかの時間、多くの観光客が今まさに歩いてきます。
各々、SNS用なのか、そこここの岩の上で写真を撮りまくっています。
我々は偶然朝一番で来ましたが、ここに来るには朝一が良さそうです。
車に戻ると運転手が寝ています。
窓をノックして彼を起こすと、次は絶景スポットに連れて行ってくれます。
「グランドキャニオンとどっちが凄い?」と運転手。「グランドキャニオンに行った事はないから知らない。」
帰る途中、現地の人しか絶対行かないであろうカフェに寄っての昼食です。
ラグマンにサラダにパン、それにお茶です。
そのラグマンの美味しかった事。
「自分より早く食べる人間は初めて見た」と運転手。
早食いの称号も勝ち取っておきます。麺は飲み物。
カザフでは一般に「お茶」といえば紅茶を指し、ウズベクでは緑茶を指すのだ、と運転手が教えてくれます。
日本ではお茶といえば緑茶。主要な産地は静岡。そして一番大事な事は、飲む時は砂糖を入れない。これらの事を教えてあげます。
仲良くなった運転手ともお別れです。
16時30分、アルマティの指定の場所に到着します。
降り際に現金で支払いを済ませます。
こうして、楽しいチャリンキャニオンの旅が終わるのでした。
非常に良いツアー会社だったのでURLも貼っておきます。
TOUR4X4.KZ
https://tour4x4.kz/
【Charyn Canyon National Park】
https://goo.gl/maps/2DtkseUXSks
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