どうって事はないけれど 安くて美味しいスタローバヤ
出先でお昼を済まそうと、買い物途中に寄った、今回はスタローバヤの紹介です。
その名も『КЕРЕМЕТ』(カザフ語で「奇跡」)。
スタローバヤ(カザフ語ではアスハナ)とは一般に軽食堂などと訳されますが、客が自分でカウンターの中の食べ物を選んで買い、トレーを持って会計する形式の店を指します。
机を意味するстол(ストール)の形容詞変化した語でстоловая(スタローバヤ)つまり食堂です。
アスタナのレストランは日本に比べて安いですが、これらスタローバヤはその比ではありません。
メニューは勿論ありますが、スタローバヤにおいては感覚的に美味しそな物を選べるかどうか。
これが厳しい昼食満足度競争を勝ち抜く秘訣です。
上段左が肉入りパンの『サムサ』その隣が、丸い揚げパン『バウルサック』(私の印象だとロシアのポンチキと同一のものの様に見受けるのですが、現地人から言わせると別物なのだそう)、下段の米料理は『プロフ』(有名なのはウズベキスタンのそれですが、ここカザフスタンでも一般的です。尚ピラフ、パエリアなどとも語源が一緒で、時代と地域を隔てた同じ種類の料理だというのは何かで読みました)。
壁のメニューにПервые блюда、Вторые блюдаとありますが、元来ロシアにおける正餐は昼食で、Первое блюдо(ピエルボエブリューダ=第一の皿)としてスープ、Второе блюдо(フタローエブリューダ=第二の皿)としてメイン、それにパン、Третье блюдо(トレーチエブリューダ=第三の皿)としてデザートが供されるのが正式です。
それに従ってこの様な表記のメニュー表の書き方も多く見かけます。覚えておくが吉。
今日はこれを選択します。
лапша с говядиной(ラプシャ ス ガビャージノイ=牛肉入りラプシャ)です。
言うなれば焼うどんですが、『TURAN』のレモネードのあわせて750テンゲ(約250円)。
時間がちょっと遅い為か、お客さんはまばらです。
チャイハナの様なボックスシートもあり、ここで友人や恋人とひたすらお茶を飲むのも良さそうです。
料理の美味しさをべた褒めしていると、厨房からおばさんが沢山出てきました。
恭しく挨拶を済ませて店を後にします。
「またくるね」。
【КЕРЕМЕТ】
住所:アルチョムバザールの真西に300m、通りで言えばZh. Aymauytov St.
営業時間:9:00ー23:00(無休)
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