旧ソ連のバスルームで体験できる ちょっと不思議な健康法☆

公開日 : 2014年03月24日
最終更新 :

カザフは長い間ソ連の統治下にあったため、色々なところにロシアの文化が見られます。

例えば言葉はカザフ語とともにロシア語も公用語だったり、ボルシチやシャシリクなど

ロシア料理が食卓に並んだり。クリスマスツリーに似たヨールカもその内の一つですね。

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そんなカザフスタンの首都アスタナでバスルームと聞いてまず思い浮かぶのが、バーニ

ャ(Баня)と呼ばれるサウナです。これを裏庭にそなえる家庭もめずらしくありません。

バーニャとはロシアの伝統的な蒸し風呂のことで、寒い冬の季節には特に重宝されます。

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そこで今回アスタナ特派員が潜入したのは、アスタナ随一と言われるおおきなバーニャ

施設「バーニャ・ケレメット」(Баня Керемет)。前に紹介したメガのおとなりです。

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駐車場にはいつもたくさんの車。週末はおおくの市民でにぎわう人気なバーニャで、入

るとこんな感じの開放的なホールがお出迎え。右側が女性用、左側が男性用となります。

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冬は左手クロークでコートを預け、右奧にある料金所(KACCA)で入場料を支払いまし

ょう。料金は3時間につき1200~1500テンゲ。日本円で700~900円程度でしょうか。

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さて、ここで少しバーニャの説明を。日本のサウナとは楽しみ方がだいぶことなります。

日本のサウナは、湿度が10~15%と低く乾燥しているのが特徴ですが、ここでは絶えず

蒸気を発生させるので、湿度80%以上という湿った空気の中で発汗浴を楽しむのが特徴。

バーニャでは樫の小枝を重ねたヴェーニクを使って体中を叩きます。体が真っ赤になる

まで友達と叩き合って血行を促進させた後、ザバーっと冷水を頭から浴びるのが上級者。

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また、サウナでは皆さんフェルト素材の帽子を被ります。帽子はサウナの熱さから頭を

守るためのもので、バスタオルにフェルト帽を被るというシュールな姿で行き来します。

あとサンダルを忘れずに。バスタオルは借りられるけど自分で持ってきた方がいいかも。

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ケレメットにはロシア式のほかフィンランド式、プール、レストラン、ビリヤードなど

があります。ちなみに日本の友だちは、文庫本を手に毎週通っているほどのハマリぶり。

内部の写真は公開できませんが、中々体験できないバーニャ。ぜひ一度はお試しあれ☆

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【Баня Керемет】

Address: Astana, 19 Turan Avenue

Phone: 8 (7172) 79 18 00

Hours: 10:00~22:00(Mon~Fri), 9:00~22:00(Sat), 8:00~22:00(Sun)

Website: http://virtualtour.kz/ru/Astana/39#panorama_39

(3月お題"バスルーム&洗面台")

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