スイスのロックダウン アッペンツェルの6月・緩和第三段階
さて、6月6日、スイスはロックダウン第三段階に入りました。
前倒しで解禁されたものを含め、今日でほぼ全部のサービスが解禁。
スポーツを含めた集団での活動もOKだし、レストランのテーブルでの人数制限もなくなったし、ほとんど通常と変わらない状態です。
唯一、スイスの夏の風物詩「オープンエア」というイベント(青空のもと、音楽ライブや映画を楽しむ)は、集客が1000人をゆうに超えるため中止となりましたが・・・
スイス連邦政府は、引き続き人と人との距離を保つよう勧めていますし、距離を保てない場合はマスクの着用も促しています。
自由になった!という解放感を味わっている人が多いのか、はたまた、今日までそこまで制限された気持ちではなかったのかは個人差があるような印象。
少なくとも、私の周りのスイス人からは「マスクなんて正気の沙汰ではない」「マスクなんて効果があるわけがない」「マスクなんてしているのは頭が変だからだ」「新型コロナはインフルエンザと同じ」「厄介だからかからない方がいい」という意見しか聞かず、「もっと慎重に行動しよう」「ロックダウン緩和は早すぎる」「少しでも症状があったらアルコールで家中を消毒し、安静にし、人との接触を避けよう」といった意見は全く聞きませんでした。
私の考え方は、スイス人ぽくもなければ、かといって神経質というわけでもなく、いつもとあまり変わらないかも・・・
常日頃、「カバンを床に置くだなんてもってのほか」「しょっちゅう手を洗っている」「公共のもの(手すり、つり革、エレベーターや電車のドアなどのボタン、タッチパネル etc.)には極力触りたくない」「口を押さえず咳やくしゃみをする人からは速やかに離れる」「地べたに座るなんてもってのほか」という性質で生きているため、自分でもめんどくさいなと思っていたくらいでした。
今は、それでも大丈夫(笑)
ところで、こんなものを買いました。
先っぽでボタンを押せる、引っかかりのある部分でドアを開けられる、というカギ状のツールです。
前からボタンを押すときは人差し指の関節で押していたので、関節を傷めたことも多々あり(ばか)、個人的には「待ってました!(拍手)」という商品。
が、人々からは馬鹿にされ「そんなものはいらない」と冷たく言い放たれているし、こんなものを使っているスイス人(も日本人も)見たことありませんが、人は人、自分は自分、ということで、この変なものを(でも、私にとっては貴重なもの)を使っていきます。
*状況が状況のため、人物が写り込む写真撮影はしませんでした。
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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