スイスのロックダウン
3月16日から始まったスイスのロックダウン(都市封鎖)。
今日は17日目ですが、これまでの生活は一変し、それに慣れてはいないものの、少しずつ順応していっているところ、という印象があります。
「生活に必要」だと政府に認められた食料品店、薬局、郵便局、ガソリンスタンド、パン屋さんなどは営業されていますが、その他のお店は一斉にクローズ。
スーパーでも、生鮮食料品のコーナーは空いていますが、同じフロアにある衣料品や園芸用品の部分はカーテンがかかって閉まっていたり、郵便局も小さな店舗はクローズしていたりして、以前の活気ある風景とは全く違うものになりました。
レストランはクローズしていて、テイクアウトができる店舗は店先だけで営業しています。
学校も休校になったので、賑やかだった生徒や学生たちの姿はなくなりました。
今後はオンライン授業に移行していくそうです。
事態が事態なので、店内や街の写真は撮りませんでしたが・・・。
スイス連邦政府は「外出禁止ではなく、国民のコミットメントが必要だから外出自粛を」という声明を出し、「自由があり」「自分で選択したい」性質を持つと言われるスイス人(と、スイスに暮らす人々)の多くは自宅にいることを選択し、街には100mにつき1人くらいしかいない状態です。
と言っても、私がいるのは大都市ではなく、小さな村とそこから電車で20分くらいの小さな街なので、チューリッヒやベルンは違うかもしれませんね。
在スイス日本国大使館からの情報によると、4月2日の時点で、
感染者数: 18267人(前日比+1128人)
死亡者数: 432人(前日比+54人)
だそうです。
今後、どう感染者数と死亡者数が抑えられるかが課題です。
それでも元気な庭の木々。
自然に感謝です。
桃の花。
まだ外気が5度前後なので、まだまだ小さいです。
日本の梨です!
たしか、これは「二十世紀」で、写ってはいませんが右に植えたのが「幸水」。
なぜか「二十世紀」は去年花が咲いて、今年も蕾がついたのですが、「幸水」は去年も咲かず、今年も蕾がありません。
こうやって植物を観察しているだけで、自然の恵みや、自分の置かれた環境に感謝する気持ちが溢れてきます。
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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