ユニークなアプローチ【GRAANMARKT 13】五感で楽しむアントワープ

公開日 : 2021年12月08日
最終更新 :

こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。
ベルギーでは、新型コロナウイルスの状況悪化にともない、新たな冬期措置が実施されることになりました。例えば、マスク着用の義務は6歳以上が対象となるなど厳しさを増しています。また、残念ながら、アントワープのクリスマスマーケットは中止となりました。
さて、今回紹介するのはアントワープ中心地にあるマルチハウス【GRAANMARKT 13】。レストランを中心に紹介します。新型コロナウイルスが収束したら来訪ください。

■ GRAANMARKT 13

アントワープの最もよく知られている週末マーケット、Vogelenbarkt(小鳥のマーケット)の一角にGraanmarktという名の広場があります。広場の北側には気持ちのいいテラス席のあるカフェ・レストラン並んでいます。一際、おしゃれな雰囲気のお店が【GRAANMARKT 13】で、この店名は住所でもあります。
興味深いことに【GRAANMARKT 13】は、レストランだけでなく、ここにたつビル全体を指していて、さまざまなアプローチで楽しませてくれます。
創設者のIlse CornelissensとTim Van Gelovenのセンスが光る、今のアントワープを五感で楽しみたい方におすすめの場所です。

GRAANMARKT 13
住所
Graanmarkt 13, 2000 Antwerpen
電話
03337799125.65

Restaurant【GRAANMARKT 13】レストラン

ベルギー料理の中心となる素材というと、お肉。魚介もありますが、種類が少ない。ベジタリアンやヴィーガンが多いとはいえ、一般的には肉食なイメージです。
そんななか、ヨーロッパならではの野菜は興味深く、探究心をかき立てられます。一方でヨーロッパの旅行中に野菜不足を嘆く日本人も多いですよね。
Restaurant【GRAANMARKT 13】は、特に野菜料理が楽しい。"軽くて栄養がある""ハーブを楽しむ""そのままの豊かさ""食感の違い""ナッツを粋に効果的に"などのコンセプトをかかげ、独自のアプローチで料理を提供しています。
選んだ料理をシェアしていただくスタイル。日本人が好きな「少しずつ多種類食べたい」がここでは可能です。
【GRAANMARKT 13】は屋上緑化を進め、そこで育てたハーブやはちみつを料理に生かしています。
地元で毎日収穫される新鮮な食材も欠かせません。
Restaurant【GRAANMARKT 13】は、2021年にミシュランの「グリーンスター」を獲得し、2015年にはWe're smart worldでフランダースのベストベジタブルレストランに選ばれました。

Restaurant【GRAANMARKT 13】
電話
033377991.25.65
営業時間
火~土曜日 12:00~14:30、18:00~22:00(要予約)
*入口前のテラス席では予約なしでドリンクと軽食が楽しめます(火~土曜日 12:00~22:00)
休業日
日・月曜日

Restaurant【GRAANMARKT 13】は地下にあり、高い評価を受けているシェフがきりもりしています。日替わりで魚や肉、そしてベジタリアン向けのタパススタイルの料理を用意しています。コース料理ではないので、カテゴリーに縛られることなく自由に選べます。
体験した料理の一部を写真とともに紹介します。ベルギーのレストランの特徴でもありますが、メニュー名=素材名の羅列なことが多い。このレストランもしかりでしたので、写真すぐ下にメニュー名、その下に注釈をつけます。

●ズッキーニ、ポルチーニ茸、ジロール茸
ポルチーニを土台に、ジロールをのせてオーブン焼き。その上に黄色ズッキーニの薄切りのマリネをのせた、予想外の姿で登場。口に入れるたび、違った歯応えと香りを楽しめます。
●ズッキーニ、ポルチーニ茸、ジロール茸
ポルチーニを土台に、ジロールをのせてオーブン焼き。その上に黄色ズッキーニの薄切りのマリネをのせた、予想外の姿で登場。口に入れるたび、違った歯応えと香りを楽しめます。
写真左上●チコリのタルトタタン、羊のチーズ、マスタードリーフ
写真がイマイチなのですが、これが絶品でした! 想像できずにいたタルトタタンはリンゴでなくチコリ版。ほんのり甘くキャラメリゼされたチコリ(リーフの下に隠れてます)とチーズの相性が抜群でした。
写真右下●フレンチフライ、エスペレットの唐辛子、パセリの根
ベルギー名物フリッツをRestaurant【GRAANMARKT 13】はどんな風にアレンジするのか見てみたくてオーダー。パセリの根は初めてでしたが、パースニップに似た味わい。フリッツが爽やかに。
写真左上●チコリのタルトタタン、羊のチーズ、マスタードリーフ
写真がイマイチなのですが、これが絶品でした! 想像できずにいたタルトタタンはリンゴでなくチコリ版。ほんのり甘くキャラメリゼされたチコリ(リーフの下に隠れてます)とチーズの相性が抜群でした。
写真右下●フレンチフライ、エスペレットの唐辛子、パセリの根
ベルギー名物フリッツをRestaurant【GRAANMARKT 13】はどんな風にアレンジするのか見てみたくてオーダー。パセリの根は初めてでしたが、パースニップに似た味わい。フリッツが爽やかに。
●イベリコ、アーティチョーク
こちらもアーティチョークのアレンジを知りたくてオーダー。イベリコも特にハムと書いてなかったので、イベリコ豚(精肉)を使った料理かな?とも想像しましたが、生ハムでした。アーティチョークはねっとりとナスにも似た味わい。松の実が効いていました。
●イベリコ、アーティチョーク
こちらもアーティチョークのアレンジを知りたくてオーダー。イベリコも特にハムと書いてなかったので、イベリコ豚(精肉)を使った料理かな?とも想像しましたが、生ハムでした。アーティチョークはねっとりとナスにも似た味わい。松の実が効いていました。

Store【GRAANMARKT 13】

入口から階段を上がると創始者、IlseとTimが厳選したコレクターズアイテムのショップが広がっています。ファッションから、インテリア、アート、一生モノのインスピレーションを与えてくれる品々は目の保養にもなります。食器類も充実していて、地下のレストランで使われている食器も購入可能。
旅の思い出に、自分へのおみやげに特別な一品を探すのもおすすめです。
さらに【GRAANMARKT 13】には、最上階にホテルサービス付きの豪華なアパートメントの用意もあります。
また、2021年に再オープンしたMOMU(モード博物館)内のカフェはコラボによって生まれました。

Store【GRAANMARKT 13】
電話
033377992.25.65
営業時間
月~土曜日 10:30~18:30
休業日
日曜日

筆者

ベルギー特派員

マユミ・スティーブンス

ベルギー第2の都市アントワープに移住して4年目になりました。旅好きで、これまでに28カ国への滞在経験があります。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。