アントワープ市民の憩いの公園【Riverenhof】

公開日 : 2021年04月17日
最終更新 :

こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。ベルギーでは新型コロナウイルスが蔓延しており、ワクチン接種も近隣諸国に比べると遅れているようです。飲食店は現在テイクアウェイのみの営業ですが、2021年5月8日からテラス席のみの開店を許可しました。さて、どうなりますか。
自由に旅行ができる日が戻ることを願いつつ、今日も情報を届けます。
今回は無料でいつでも利用できる市民の憩いの場、【Riverenhof】という大きな公園を紹介します。事態が収束したら訪れてみてください。

■ Riverenhof(リビエレンホフ)

【Riverenhof】は、アントワープ州が所有及び管理する公園で、総面積130ヘクタール以上の広さはアントワープで最大となっています。場所はアントワープ 中央駅からトラムなどで15分程度のDeurneというエリアにあります。
実に多くの魅力を秘めた公園で、例えば、ジョギング、ウオーキングやサイクリングに最適な環境です。また、長年にわたってあらゆる種類のスポーツクラブの本拠地となっています。
野外劇場で音楽を楽しんだり、バラ園や、リビエレンホフ城で休息を取ることもできます。
全体の印象としては、とにかく広く、緑がいっぱい。季節の花を楽しんだり、古代の樹木に触れたり、大きな芝生もあります。子供向けにアトラクションも充実。平和とリラクゼーションを愛する老若男女に人気のスポットです。
イースター時期のいまは、なんと言っても水仙が鮮やかに咲き誇っています。

Riverenhof
住所
Turnhoutsebaan 246, 2100 Deurne
電話
03 360 52 18

■ Kasteel Rivierenhof(リビエレンホフ城)

広い【Riverenhof】の中で、ひときわ象徴的な建物がリビエレンホフ城です。
通常はレストラン・カフェ、そしてセレモニーホールとして使われています。森の中にひっそりとたたずむお城で、水辺の景色を楽しみながらの食事......すてきでしょうね。
歴史をたどると、興味深い背景も見えてきました。お城を含む、公園全体は1618年から1773年まで、イエズス会が所有。1776年に公に売却されると、銀行家のJan Baptist Cogelsが購入、お城も近代的に建て直されました。2年後には西側にある Kasteel Sterckshofも購入。以後、彼の子息に引き継がれていきました。
1921年には、州書記官のJ. Schobbensの推進力により、アントワープ州に買収され、1923年以降、一般に公開されるようになりました。彼の功績をたたえて、J. Schobbensの胸像がお城の前、池の左側に設置されています。

Kasteel Rivierenhof
住所
Turnhoutsebaan 244, 2100 Deurne
電話
03 324 2100
営業時間
毎日 10:00以降開店
休業日
なし
URL
https://kasteel-rivierenhof.be
*上記は通常時のデータです。現在新型コロナウイルス対策中につき、テイクアウェイのみ営業中。随時、公式ウェブサイトなどを確認してください

【Riverenhof】ではさまざまなアクティビティ体験ができます。例えば、一番簡単で誰でもできるのが、ウオーキング。気ままに歩くのも楽しいですが、【Riverenhof】作成のパンフレットのおすすめコースに沿っても発見がありそうです。初心者向けの一般的な散歩コースから、例えば、樹木や花にフォーカスした学びながら歩けるコースもあります。気になるコースが見つかったら、地図付きのパンフレットをサイトからダウンロードするか、現地インフォメーションデスクでも入手できます。

少し前は、桜もみられました。
写真は、満開時期が過ぎてしまった後なのですが、いかに豪華だったかを想像できるロケーション。来年は一番いい時期を狙おうと思います。
・URL: https://www.provincieantwerpen.be/aanbod/dvt/rivierenhof/wandelen-en-fietsen.html

■ デジタルマグノリアルート

3月15日から始まったウオーキングコースを紹介します。
春先から夏に向かって咲くマグノリア(木蓮)のセレクションを巡るコースで、その数140以上、4.4kmの道のりです。
無料のアプリizi-TRAVELをダウンロードすれば可能。

色も種類もさまざまなマグノリアがそろそろ見頃を迎えます。
しかしながら、こんな大木のマグノリアって、日本では見たことがなく驚きました。

・URL: https://www.provincieantwerpen.be/aanbod/dvt/rivierenhof/collectietuinen/magnolia-s-rivierenhof.html

筆者

ベルギー特派員

マユミ・スティーブンス

ベルギー第2の都市アントワープに移住して4年目になりました。旅好きで、これまでに28カ国への滞在経験があります。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。