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レトロ好きにはたまらない【聖アンナトンネルと木製エスカレーター 】

カテゴリー:交通・鉄道・航空 / 文化・芸術・美術 / 自然・風景 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2021年3月28日

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こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。
ベルギーでは新型コロナウイルスが蔓延しており、このところ、新規感染者他の数値の伸びが止まらない状態でした。政府は再び強いロックダウンを決め、4月25日まで決行されます。
自由に旅行できる日が戻ることを願いつつ、今日も情報をお届けします。
レトロ好きにはたまらない【聖アンナトンネルと木製エスカレーター】。事態が収束したら訪れてみてください。

 
■聖アンナトンネルと木製エスカレーター(St Anna's Tunnel and the authentic wooden escalators)

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アントワープの地図を見たとき、町を縦断しているのがスヘルデ川。そのスヘルデ川を横断、つまり町の中心から川向こうの"Linkeroever"という地区をつなぐトンネルが聖アンナトンネルです。徒歩か自転車で通行可能です。
トンネルは地下31.57mの深さにあります。自転車が10台弱は乗りそうな大型のエレベーターか、木製のエスカレーターを使って行きます。残念ながら、エレベーターは不具合が続いたようで、2021年3月現在休止しています。2021年夏に全面改修を予定しています。エスカレーターは24時間運行していますので安心してください。
町の中心側の入口は写真のビルが建っています。華やかな装飾が普通だった頃の建物にしては、質素で逆に目立っています。

【St Anna's Tunnel and the authentic wooden escalators】
・住所: Sint-Jansvliet,2000 Antwerpen
・営業時間: 基本的に年中無休
・URL: https://www.visitantwerpen.be/en/transport-antwerp/pedestrian-and-cyclists-tunnel
※エスカレーター・エレベーターの運行状況はこちらで確認: https://fietsverbindingenschelde.wegenenverkeer.be

■ 聖アンナトンネル(St Anna's Tunnel)

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1874年頃から、人々は市の左岸と右岸をつなげる方法を協議し始めました。スヘルデ川に架かる橋について多くの計画が提出されましたが、それらは毎回放棄されました。 特に橋が輸送交通を妨げるであろうという貿易の町、アントワープならではの理由です。昨年まで(ロックダウン前)を見ていても、大型コンテナー船、大型客船の通過も多いスヘルデ川。大きく、高い橋を作っても充分でないかもしれませんし、美観を損ねるという懸念もあったかもしれません。
1931年にようやくトンネル建設案が決定され、長さ572mの聖アンナトンネルは1933年に完成しました。
多くのヨーロッパの建造物と同様に、トンネルは第二次世界大戦中にひどく損傷しました。そのあと修理され、歩行者や自転車が毎日通る市民の足のひとつとなっています。
町の中心側のトンネル入口の壁には、トンネルの歴史とその建設方法を示す案内があります。写真のタイル製の見取り図もすてきですよね。

・URL: https://www.visitantwerpen.be/en/transport-antwerp/pedestrian-and-cyclists-tunnel

 

■木製エスカレーター(The authentic wooden escalators)

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トンネルと同じく、1930年代に作られたエスカレーターは木製で、当時から珍しいものでした。美しい木工品は保存と管理がよく、いまもツヤツヤしています。古さは否めないので、音は大きく響きますが、レトロ好きにはたまりません。
また、自転車が日常生活やスポーツ競技としても根づいているベルギーらしく、エスカレーターに自転車ごと乗っている人を多く見かけます。
はじめてこのエスカレーターに乗ったときは、珍しさ、美しさに感動し、何度も行ったり来たり、乗ったり降りたりしたものです。エスカレーターの両側のタイルの壁も、飾られた絵も楽しみです。 

・URL: https://www.atlasobscura.com/places/st-annas-tunnel  

 

■左岸Linkeroeverへ 

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町の右岸が昔からの町の中心だとすると、左岸は住宅地として開発されたエリアです。右岸⇄左岸の公共施設による往来は現在3種類となっています。地下鉄(トラム)、水上タクシー、そして聖アンナトンネルです。
トンネルを渡って、Linkeroeverに到着すると、川に沿って気持ちいいSimons Parkが広がっています。川を挟んで眺める、大聖堂を中心とする旧市街は絶景だという人も多いです。ぜひ、体験してみてください。

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マユミ・スティーブンス さん

ベルギー・アントワープ特派員のマユミ・スティーブンス さんが現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:マユミ・スティーブンス さん

マユミ・スティーブンス さん

神奈川県出身。東京での仕事と並行して続けていた旅。滞在先は27ヵ国となりました。 最近はほとんどヨーロッパへ。大好きなポルトガルで転機が訪れ、縁あって現在はベルギーのアントワープで暮らしています。アントワープはさまざまな特徴を持った、魅力的な町。暮らしているからこその視点で情報をお伝えできればと思っています。 知っているつもりでいたヨーロッパは、南と北では大きく違うので、私自身も発見の毎日です。どこに旅に出るときも私の相棒は『地球の歩き方』でした。少しですが、お手伝いができることをうれしく思っています。インスタグラムでも日々の情報を投稿していますので、ご覧ください。 DISQUS ID @disqus_87rCldAuEO

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