トップ > ヨーロッパ > ベルギー > アントワープ特派員 > アントワープの【年末年始のスィーツ事情】

ベルギーベルギー/アントワープ特派員ブログ

アントワープの【年末年始のスィーツ事情】

カテゴリー:イベント・行事・お祭り / ショッピング・雑貨・お土産 / レストラン・料理・食材 / 生活・習慣・マナー 投稿日:2021年1月22日

IMG_7978 (1).jpeg

こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。
チョコレートはじめ、スイーツのファンも多いベルギー。
キリスト教カソリックの国で、年末年始には伝統的なスイーツを食べて過ごします。
現在のベルギーは新型コロナウイルスが蔓延しており、ロックダウンも継続中です。
事態が収束し、年末年始の時期に来られたら味わって欲しい、物語のあるスイーツ・その他を、日付順に紹介します。
(掲載のスイーツはベルギーの伝統的なものですので、この時期どこでも購入できます。参考として購入先情報を一部載せています)

 
■シンタクラースの形のお菓子
ベルギーのクリスマスはひと足早くやってきます。12月6日に「聖ニコラス(英:Saint Nicolas,蘭:Sinterklaas)の日」があり、実際は11月末から各地で、シンタクラースを迎えるイベントなどが行われるからです。
チョコレートやクッキー(ビスケット)は通年送ったり送られたりしますが、特にこの時期はシンタクラースやクリスマスのモチーフをかたどった特別なデザインのものが出回ります。

IMG_7478.jpeg DSC09646.jpeg

シンタクラース形のスペキュロスクッキー【PHILIP'S BISCUITS】
・URL: https://www.philipsbiscuits.online
 
シンタクラース形のチョコレート【Leonidas Mas Antwerpen】
・URL: https://leonidas-mas-pralines-belgian-chocolates.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral

 
■ クリスマス
シンタクラースのお祝いがあまりに盛大に行われるので、私たちのイメージするクリスマスはないの?と思いました。が、あります。やはり大本命は12月24、25日となり、カソリックの国らしく家族と過ごすのが一般的です。
ベルギーのクリスマスケーキはどんな風かというと、現在は多種多様です。でも、昔からの伝統的なクリスマスケーキは"kerststronk"が定番です。切り株のケーキ、ブッシュドノエルのベルギー版ですね。ロールケーキを切り株に見立てた元祖もあれば、モダンなデザインも多いです。私は最もベルギーらしいチョコレートをふんだんに使った"kerststronk"のモダンタイプを選びました。

IMG_7678 (1).jpeg
 
もうひとつ紹介するのは、クリスマスの伝統的なパン"Cougnou"
はじまりは赤ちゃんだったキリストがおくるみ(またはベット)に包まれてるデザインだったそうです。この原型に近いものを探しました。シンプルなパンに赤ちゃんだったキリストを模した砂糖菓子が添えられたもの。レトロでかわいい!
 
DSC09714.jpeg

kerststronk【Toon De Klerck】
・URL: https://www.toondeklerckbakkerij.be/?fbclid=IwAR1EnU1bIpomHFBwSVlCdw21nULYcdByHBXGJYIycJHMd2qRT3DvCHf56KA
 
Cougnou【Delhaize】
・URL: https://www.delhaize.be


■公現祭(Epiphany)
1月6日にキリストが現世に現れたとされる「Three Kings' Day(Epiphany)」があります。
公現祭に食べるものとしてフランスにはガレット・デ・ロワがありますが、ベルギーにも同様のEpiphany Cake、オランダ語で Driekoningentaartがあります。アーモンドパウダーを使ったフランジパンとカスタードクリームをパイに包んだものが一般的です。タルトにはフェーブという陶器の飾りが入っていて、それを引き当てた人はその日の王様になれるとされています。

DSC09865 (1).jpeg  

【Toon De Klerck】
・URL: https://www.toondeklerckbakkerij.be/?fbclid=IwAR1EnU1bIpomHFBwSVlCdw21nULYcdByHBXGJYIycJHMd2qRT3DvCHf56KA

 

■ Verloren maandag(失われた月曜日)
ベルギー、おそらくアントワープを中心としたフランダース地区だけと聞いていますが、Verloren maandag(失われた月曜日の意)という日があります。1月6日のEpiphany後最初の月曜日で、今年2021年は1月11日でした。
この日はソーセージの入ったパンと、りんごのパイを食べる習慣があります。毎年のことですが、祝日ではありません。不思議に思い、調べてみたらこんな物語が伝えられています。
昔、低賃金労働者たちはクリスマスから続くパーティでお金を使い果たし、Epiphany後の日曜日には無一文になる人が多かった。翌月曜日、彼らはパン屋に行き、物乞いをしました。パン屋は肉屋から提供された安いソーセージを入れたパンを焼いて彼らに提供したそうです。この慈悲深いお話と習慣がいまも残っているのです。
パン屋さんはこの日たいへん忙しくなるけれど、お金にはならなかったので「失われた月曜日」と名づけられたとか。結果、この習慣が続き、いまでは「1番稼げる日」とも言われています。

C1CDE65C-A027-4A02-87E2-923A44CA3F9D.jpeg

記事の商用利用を希望される際はコチラからお申し込みください。

マユミ・スティーブンス さん

ベルギー・アントワープ特派員のマユミ・スティーブンス さんが現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

いっしょに読みたい 関連記事

最近の画像

画像一覧へ

カテゴリーから記事を探す

月別記事一覧

特派員プロフィール

ベルギーベルギー/アントワープ特派員
名前:マユミ・スティーブンス さん

マユミ・スティーブンス さん

神奈川県出身。東京での仕事と並行して続けていた旅。滞在先は27ヵ国となりました。 最近はほとんどヨーロッパへ。大好きなポルトガルで転機が訪れ、縁あって現在はベルギーのアントワープで暮らしています。アントワープはさまざまな特徴を持った、魅力的な町。暮らしているからこその視点で情報をお伝えできればと思っています。 知っているつもりでいたヨーロッパは、南と北では大きく違うので、私自身も発見の毎日です。どこに旅に出るときも私の相棒は『地球の歩き方』でした。少しですが、お手伝いができることをうれしく思っています。インスタグラムでも日々の情報を投稿していますので、ご覧ください。 DISQUS ID @disqus_87rCldAuEO

アントワープ特派員トップにもどる

その他のベルギーの特派員

アントワープを旅する

その他のエリアから探す

特派員募集中!

日本国内、海外を問わず特派員は随時募集しております。ご興味のある方はぜひご応募を!

アントワープ特派員トップにもどる

トップ > ヨーロッパ > ベルギー > アントワープ特派員 > アントワープの【年末年始のスィーツ事情】

PC版で表示

運営会社と個人情報保護について