日曜の午後のホットチョコレート...Folie Royaleで優雅なひと休み
アヌシーでは、冬の間日曜日は、レストラン、カフェがほとんど閉まっています。
土曜日には開いている店も、日曜日はお休みが多く、買い物はほとんどできません。
旧市街は、日曜日の午前中はマルシェがあるので、食品関係の店やいくつかのカフェはあいているものの、午後になると歩く人も少なくシーンとしています。
先日、天気の良かった日曜日の午後に散歩をした後、少し暖まりたいと、
町の中でカフェを探していてこの店と出会いました。
前から知っている場所のような気がするサロン・ド・テ、
そこで注文したチョコレートのおいしかったこと!午後のひとときを楽しみました。
フォリ・ロワイアル Folie Royale
日本語になおすのが難しいのですが、ロワイアルは店がある通りの名前。
フォリは皆が熱狂するほど好きなもの、というような意味です。
1880年から1890年にかけて建てられた建物で、
ガラス屋根がアール・ヌーヴォーらしくて、とてもすてきで、すぐわかります。
アヌシー駅から歩いてすぐ、郵便局の隣なので、見つけやすいですよ。
電車の出発まで時間がある時に、ちょっと一休みにもオススメですね。
ところで、フランスの町にある古い教会や建物の説明に、歴史的建造物(モニュモン・ヒストリック Monuments hitoriques)という言葉がよく使われているのをご存知ですか。
歴史的、芸術的、建築的に価値があると認定された建築は、保存維持するための厳しい規制の中で受け継がれて行きます。
アヌシーにも、20の歴史的建造物があるんですよ。
そのひとつの建物に今日ご紹介するFolie Royaleがあります。
2013年の復活祭(Pâques パーク)は3月31日日曜日。
チョコレートを売る店では、卵やうさぎの形のチョコレートでウィンドーがいっぱいです。
どうして、卵やうさぎなの?
理由は、復活祭の前の四旬節は、キリストが荒野で断食したことに従って、
昔は卵を食べてはならないことになっていました。
そして、四旬節が終わると、皆大喜びで卵を食べる習慣が生まれたそうです。
うさぎは、多産のシンボルで、春のお祭りのシンボルだったので、復活祭のお祝いの中にも取り入れられるようになったそうです。
今でも、復活祭には卵やうさぎのチョコレートを庭に隠して、それを子どもたちが探すという行事があります。
隠すのも探すのも楽しいので、大人も子供も大好きです。
Folie Royaleのマダムです。
写真がうまくとれなかったのですが、とてもエレガントでお話するのが楽しい方でした。
サロン・ド・テでは、家族のような暖かさで迎えていただきました。
ここでのおすすめは、もちろんホット・チョコレート。
とろっとした濃いチョコレートにミルクを入れて飲んでみてください。
朝食や、その日のケーキもいろいろあって、選ぶのが楽しそうです。
カラフルなソファーに腰をおろして、ゆっくりと過ごす時間を楽しんでくださいね。
フォリ・ロワイアル
http://www.folie-royale.com/
お店で扱っているチョコレートの説明。
おみやげに適した保存期間が長いチョコレートがいろいろあります。
http://www.thuries.fr/
日本でも買えるそうです。
http://yvesthuriesjapon.com/index.html
おいしいチョコレートの話はまだ続きがあります。
それではまた次回に。
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