フランスでも新型インフルエンザのワクチン接種開始

公開日 : 2009年11月19日
最終更新 :

フランス国内でも、11月12日に新型インフルエンザのワクチン接種キャンペーンが開始されました。1000ヶ所以上の接種センターが全国各地に設けられ、フランス政府は9400万回分のワクチンを発注したとのこと。優先的に接種可能なグループは、6歳以下の子どもとその子どもたちを預かる人々またはその親、医療関係者、既往疾患を伴い「より(新型インフルエンザに)かかり易い」と判断される人々、などです。

このキャンペーン開始に伴い、国内約600万人に宛ててワクチン接種を促す手紙が送付されています。さらに今月後半にはより広い地域のリスクが高いと思われる国民に対して同様の手紙が送付される予定。

また、「完全に自らの意志」に基づく、としながら1200万人の生徒・学生を対象に学校でのワクチン接種も、教育省と協調して11月25日より行われることになっています。

さてフランス国民のワクチン接種に対する反応はというと、都市部を中心に行われた調査では、「接種をする」と回答した人は全体の21%、という結果が出ており、医療関係者でも接種済みの人の割合は10%と、接種に対してあまり積極的でないという状況のようです。その理由は副作用が心配、確実に効果があるか分からない、といったワクチンに対する疑問が国民の間にあるとのこと。11月19日付の新聞によるとここオート・サヴォア県内での接種ワクチン数は1409件。

これまでのフランス国内での新型インフルエンザによる死亡者数は48名。フランス政府はさらに接種可能なグループの範囲を優先順位に沿って広げながら、キャンペーンを継続することになっています。

日本大使館から出ている情報は以下のサイトで。

http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/ryouji/influenza_porcine091119.htm

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。