サヴォア地方の伝統工芸 サヴォイヤード陶芸

公開日 : 2009年06月27日
最終更新 :

フランスの陶器と言えば、ジアンGianなどが知られていますが、今回はサヴォア地方に伝統工芸の一つとして残っているサヴォイヤード陶芸をご紹介します。

サヴォイヤード陶芸の特徴は、サヴォア地方の動植物が模様に描かれていて、大きなミルク・ピッチャーなどサヴォア地方の生活に欠かせない器物が多く作られている点です(サヴォア地方は酪農が盛ん)。色使いは決して派手ではありませんが、この地方の山に咲く植物、山に住む鳥やうさぎ、鹿、牛、てんとう虫まで、生き生きと描かれています。

サヴォイヤード陶芸は12世紀に端を発するということですが、現在も創作を続けているのは、3家族のみとなっています。そのうちの一つがオート・サヴォアHaute-Savoie県のエヴィエルÉviersにあるエルマンHermann家。アトリエと窯(及び博物館)があり、窯は予約のみで開館してくれます。

アトリエは、オート・サヴォアHaute-Savoieの県庁所在地アヌシーAnnecyから北に20kmほど離れた郊外にあり、アクセスとしては車で行くのが最も便利です。人里離れた場所にありますが、国道203号線沿いのpoterieという表示に従っていくと5分ほどで到着します。

お値段は、エッグ・スダンドなど小さなもので5−6ユーロから。お土産などにも喜ばれるのではないでしょうか。

IMGP3213.JPG

アトリエの様子。

IMGP3214.JPG

鳥をあしらった蓋杯。

IMGP3217.JPG

牧場を楽しむ牛たちの絵柄。

IMGP3225.JPG

我が家用に買ったお菓子皿。直径13.5センチ。

================================

Jean-Christophe Hermann et fils (ジャン=クリストフ・エルマンと息子達)

住所:Rue de la Côte, 74570 Éviers

Tel 及びFax:+33-(0)4-50620190

ウェブサイト:www.sav.org/eviers.html (仏語のみ)

博物館入場料:一人4ユーロ(10名以上の団体の場合は一人3ユーロ、12歳以下は無料)

交通:アヌシーより車で約20分(国道203号線)、ジュネーブ国際空港より高速(A41号線、出口19番La Roche sur Foron)及び国道(203号線アヌシー方面)を使って約40分。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。