No.171 ピエモンテ州、アルプス山脈の麓のワイナリーへ

公開日 : 2021年06月02日
最終更新 :

皆さん、こんにちは。5月の中旬、いまだコロナ禍における制限はあるなかで夫の親戚の結婚式参列のため、一路、ピエモンテ州まで行ってきました。ピエモンテ州は言わずと知れたイタリアの食を代表する州。幸運なことに年に数度訪れる機会があり、かなりのグルメを堪能させてもらっています。さて、今回も結婚式前にちょっと足を延ばしてアルプス山脈の麓まで行ってきました。トリノの少し南側になるのですが、地図で見ていただくとわかるようにすぐ西側にはアルプス山脈がぐるりと取り囲んでいて、その向こう側はフランスという地勢になります。そしてイタリアを潤す川、ポー川が始まるのもこのエリアです。Saluzzoというコムーネです。訪れたカンティーナは若いおふたりが、二足のわらじを履いて10余年前に始められたというもの。地元では自分たち用のワインを自家製で作っている農家がある程度だったのですが、ぶどうのポテンシャルやワインへの愛情からカンティーナを始めることを決意され、たったふたりっきりで約2万本ほどのワインを生産しています。

Cascina Melognisさんで、とてもとても情熱を持っていらっしゃります。お話しも楽しかった!

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ワインの味見をさせていただいた建物がこちら。イタリアの田舎エリアでよく見るタイプの造りです。

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これは日本の方の味覚にはちょっと合いにくいかな......と思いますが、どうでしょう。なかなか出合わない味、品種という意味では日本受けするかも。

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おつまみとして用意していただいた地元産のチーズたち。これがまた本当においしい......青カビのチーズは普段好んで食べないのですがこちらのはフレッシュ感があってとてもおいしくいただけました。地方によっていろいろと変わります。彼らが作るワインは5種類。すべてをしっかりと買い込んで、町の中心部でランチをいただきました。ピエモンテと言えば生肉。これがおいしい......絶対に食べます。

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私がいただいたのはアスパラガスのリゾット。チーズがしっかり効いているうえに、全体的にかなり塩を感じる辛さ。素材はおいしいのですが、バランスはだめでした......。

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もちろんデザートもしっかりと。

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たくさん試飲をさせていただいたのに、想像以上のランチをいただくことができました。やはり旅先ではいろいろなものにトライしないといけませんしね!ピエモンテ州、食べること、飲むことが好きな方にはおすすめの州です。アンコーナからはちょーっと遠いですがぜひとも!では、今日も一日、Buona giornata!

筆者

イタリア特派員

丹羽 淳子

イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。

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