No.163 そろそろ動き出す?イタリアのドラギ首相が語る

公開日 : 2021年04月18日
最終更新 :
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皆さん、おはようございます。2021年も早くも4月も下旬ですね。来月中旬に、結婚式にお呼ばれしているものの、どんな状況になるのかまったく読めていないなかですが、昨日、イタリアのマリオドラギ首相が2021年4月16日に今後の見通しについて記者会見で語りました。現状多くの州が、自分の住まいのコムーネから出れないオレンジゾーンに制定されている状況ですが、彼の言葉はかなり前向きなモノで、多くの方(特に飲食や宿泊などを生業としている方々)に希望を与えたことと思います。

ちなみに、マリオ・ドラギ氏は2011年から2019年まで欧州中央銀行の総裁などを務められた銀行家。いままで政治家になるために政界を中心に活動して来ている方よりも、経済界や世界について博識なのは確かですし、とっても信頼がおけるように感じるのは私だけでしょうか?

さて、彼の発表によると、4月の下旬からは黄色ゾーンにおいてはレストランなどの食事をする場所については昼と夜の営業が可能にしたい。ただし、オープンスペースのみ(現状は室内で昼のみOK)。また、5月中旬にはすべての学校の再開、屋外プールの再開、6月にはスポーツジムや映画館、劇場の再開、7月には博覧会の開催、などを可能にできるよう状況を踏まえつつ判断していくとのことです。

上記についてはあくまでも見通しで決定事項ではありませんので注意してくださいね。

ちなみに、ワクチンの接種率は80歳以上の方が70%程度、70歳台の方が30%程度となっています。この数字を少しでも伸ばすことが重症患者を少なく保つことにつながるので、こちらも各州で促進中です。

日本からイタリアに遊びに来ていただけるのは、まだもう少し先になりそうですが、自分たちができることを粛々と行うのみですね。と言っても、もうすぐ夏がやってきます。イタリア人のこの沈んだ気持ちも少しは浮き上がってくれることでしょう!

また詳細が決定したらお知らせします。

では、今日もよい一日を。Buona giornata.

筆者

イタリア特派員

丹羽 淳子

イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。

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