No.154 州実施のコロナウイルスRCP検査へ行ってきました

公開日 : 2021年01月26日
最終更新 :

皆さん、おはようございます。現在、コロナウイルス対策としてオレンジゾーンに指定されているマルケ州ですが、この2021年1月には州内のさまざまなエリアでPCR検査が無料で実施されています。先週末は私の住む町で3日間にわたって開催されました。近隣の3つのコムーネ在住の方も対象で、予約などはインターネットを介したウェブサイトで行います。行政が関わるこの手のモノって、ことごとく動作しないのがイタリアの常ですが、今回のこのウェブサイトは使いやすいうえに、簡単に登録ができたことが驚き!自分の希望する時間帯に予約を入れてその日を待つだけです。

朝から夕方までやっていますが、私たちが選んだのは17時30分からの部。会場はコムーネ内の体育館ですが、続々と人がやってきていました。

もちろん、検査を終えて帰宅する人もいっしゃるので、まぁまぁな混雑ぶりです。

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必要事項を書き込んだ(住所、名前、生年月日程度かな?)用紙を手に持ち、列につきますが、それほど待つことはなく体育館の中へ。

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スタッフの方たちの防護服姿が本当に映画の世界のよう。昨年の冬に始まって、いまになってもまだ収束の兆しすら見えていないなんて、想像だにしていませんでした。

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会場内には5、6台の作業台があり、ふたりのスタッフがペアになって流れ作業で検査を進めていきます。検査の仕方は鼻の両穴に検査紙を入れられるだけなので、所要時間も10秒程度で負担はありません。その後、用意されているパイプ椅子に腰をかけ検査結果を待ちます。

検査を受ける前に番号を受け取るのですが(私の場合でしたらO95)、検査結果が約10分後に出てこの番号を呼ばれ、その場で用紙が配られ結果を受け取ることができます。

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とにかく陰性でよかった。今回の検査実施で感じたことは、恐らくほとんどの方がボランティアで働いていらっしゃること。というのも、同じマンションに住む銀行勤めの紳士が、受付役として手伝いをされていましたから。検査をする人だけでなく道案内の人や駐車場の整理など、とても行き届いた人員配置がされていて感心しました。

この検査の実施は春以降で行われるであろう、ワクチン接種の練習だと言われています。どうなるのか......ゆっくり待ちたいと思います。

では、皆さん、今日もいちにち、Buona giornata.

筆者

イタリア特派員

丹羽 淳子

イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。

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