No.130 サルディーニャ島で夏休み1日目~Viaggio in Sardegna

公開日 : 2020年07月29日
最終更新 :

皆さん、おはようございます。 7月中旬ですが、休みを利用してサルディーニャ島へ行ってきました。

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夏の間はアンコーナ空港からサルディーニャ島のカリアリとオルビアの2ヵ所に毎週2便が就航しています。 Covidによるロックダウンが終了した直後、いまだ、飛行機の往来も始まっていない段階でエアーチケットとレンタカーを予約した私たち。

サルディーニャ島をハイシーズンに旅行することは、その金額の高さから本来ならば不可能な話なのですが、2020年の今年はいろいろな条件が重なって通常よりもかなりお得に旅行することが可能でした。 レンタカーの費用でいうと、おそらく3分の1程度。飛行機も半額くらいでしょうか。 サルディーニャ島へはほかの島から入るためには、飛行機か船しかないために、夏のシーズンには島に上陸することすら難しくなります。 ですので、すべての価格が上がるのも納得ですね。

さて、サルディーニャ島について簡単に説明しますね。 シチリア島の次に大きく有名なサルディーニャ島は、サルディーニャ自治州であり約165万人が暮らし、地中海性気候で夏は暑く冬は過ごしやすい土地。コスタ・ズメラルダに代表される観光業、工業、商業、サービス業、IT産業がサルデーニャの中心的な産業だそうです。 最近ではワインやローカル料理が有名になり、島の収入源として成長しています。

今回の旅行は、もともとサルディーニャ島へ行ってみたいと常々思っていた私の願いと、 イタリアで人気の料理番組"Alessandro Borghese 4 Ristoranti"の中で紹介されていたレストランに行きたい!という主人の熱い思いが融合して実現したもの。まさに食事に関しては海の幸も山の幸も豊富で、そのおいしさには驚き、頰が落ちるほどです。州都であるカリアリエリア、そこから島の南西エリアをぐるりとする行程なのですが、このエリアは観光客は少なめなのだとか。

アンコーナ空港を土曜日の午後7時ごろに飛び立ち、カリアリ空港に到着したのは午後8時半前。まだ日も高く、空港でレンタカーをゲットしてまずは宿へ向かいます。

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空港からカリアリのチェントロエリアへは車で10分程度。気軽にアクセスできて旅の疲れも最小限に抑えられます。

宿は昔のアパートタイプの居宅を貸し部屋にしたもの。このタイプは見つけにくいのと、入りにくいのが難点ですが、立地がいい割には金額が安く、イタリアでの宿泊場所としてはよく利用されています。

この日もチェントロストリコへ道路を一本挟んだだけという最高の立地を有するお部屋を借りることができました。ただし、駐車場がまったく見つからず、周辺を2~30分ほどぐるぐるした次第です。このお宿。金額はふたりで€55。朝食はついていませんが、大満足のコストパーフォーマンス。

とても親切で気さくなお宿の女性に教えてもらったレストランで、さっそくサルディーニャ島最初の食事に舌鼓を打つことに......。とはいってもラストオーダーの時間22時が迫っていて、ちょっと焦りましたが。

お店の名前はRistorante Basilio a Cagliari。ホテルの裏手、徒歩数分に位置し、お客さまはほぼ地元の人たちばかり。

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とにかくおいしい「魚料理」が食べたい!とメニューを見るもたくさんありすぎて決めきれず。私の大好きな「前菜のちょこちょこ盛りを適当に持ってきて」とお願いすることに。日本と違ってメニューをけっこうアレンジしてくれるのがイタリアのお店のいいところのひとつ。ワインはお店のおすすめ、ヴェルメンティーノを使ったハウスワイン。ガッツリ感はないですが食事を邪魔しないおいしさがあります。

1皿目 フレッシュなマグロ (オイル漬けではなく新鮮なマグロを調理したもの。驚くほど柔らかくジューシー)

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前菜3 タコのマリネ的なもの......タコと思っていましたが、もしかしたら烏賊かも。

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前菜4 エビと桃のサラダ

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前菜5 ボラの煮焼きしたもの

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前菜6 マグロの小さなコロッケ

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ワインと一緒にいただく魚料理。しかもすべて新鮮で味もとてもすばらしい。6種類をふたりで分けてこの段階で私のお腹は充たされました。

が、主人は食いしん坊なので、まだまだいけるとメインをオーダー。マグロの炭火焼き。

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日本ではなかなかしっかり焼いたマグロをいただく機会は少ないですが、こちらではグリルでいただくことが多いです。パサパサになりがちですが、このマグロはすばらしい抜群の焼き具合。大きさも、まあ、本当に立派!

お腹もいっぱい、お味も最高と気分もよく会計へ行くと、とても良心的な値段にびっくり。アンコーナエリアの外食料金はかなり高めなのですが、それと比較すると「めっちゃ安い!」と驚くほどのものでした。

初日の食事選びを間違いなく遂行できたことにとても幸せを感じ、これから始まるサルディーニャ島の観光に大きな期待を持った1日目の夕食でした。

食事のあとは、腹ごなしにチェントロストリコを散歩。夜も12時を過ぎていますが、人の姿はまだまだ見られます。

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これから約1週間の旅をこれからブログで紹介させてもらいますね!では、また次回もサルディーニャでお会いしましょう。

Buona giornata.

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■ Ristorante Basilio Cagliari・Tel: +39070480330・住所: Via Sebastiano Satta Poeta, 112/A, 09128 Cagliari CA

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筆者

イタリア特派員

丹羽 淳子

イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。

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