No.107 イタリアでの出来事 02~Battesimoへ~
皆さん、おはようございます。2月も後半ですね。逃げ足の早い2月ですが、本格的な寒さがまったくこず、このまま春になるのかな、という感じです。
さて、先週日曜日は、初めてBattesimoに参列させていただきました。Battesimoとは「洗礼式」ですね。こちらは国民の約80%がキリスト教(カトリック)を信仰しています。ですので「洗礼式」を多くの親御さんが産まれてきたお子さんに施されます。
マルケ州で仲良くさせていただいている日本人の友達が、ご自身のお子さんの洗礼式に、招待してくださいました。私にとっては初めての体験。そして、こういう式典には、夫婦(もしくはカップル)揃って呼ばれます。
この洗礼式、日曜日の一般の方々が受けられる礼拝で行われます。ただ、神父様のご説教が洗礼に関する話しであったり、至るところで洗礼を受ける赤ちゃんの名前が呼ばれ、幸せなのがその場にいる人たちからも祈られます。
映画で見るような「お水にジャボン」ではなく、赤ちゃんの頭に聖水をササッとかけるスタイルでした。主人によると、洗礼式はだいたい産まれて半年くらいでやるような気がする、とのこと。
また、洗礼式にはPadrino(パドリーノ)やMadrina (マドリーナ)と呼ばれる、ご両親の代わりとなってくださる立場の人も一緒に参列されます。この友達夫婦には、ご主人の弟さんがPadrinoとして参列されていました。
そして、教会で洗礼式のあとにパーティを開催される方も多く、このご家族も素敵なパーティを用意されていました。洗礼式当日が、赤ちゃんのお誕生日ということもあり、誕生日パーティも兼ねて!
出席された方の多くがご親戚とのことでしたが、50人程度の皆さんでヤンヤヤンヤの大騒ぎ。12時半にはじまって、終わったのは17時。もはや昼ごはんではありません。
素敵なケーキ。名前が漢字で書いてあるのですが、草冠が、エラい遠いところに飛んで行っててちょっとおもしろい!
会の最後にはコンフェッティと呼ばれる、アーモンドを砂糖コーティングしたお菓子をお土産にいただきました。
とても素敵な2月の1日となりました。これからの彼の成長が楽しみです。
では、またお会いしましょう。 よい一日をお過ごしください。Ci vediamo presto. Buona giornata.
筆者
イタリア特派員
丹羽 淳子
イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。
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