No.106 Urbinoへ遠足してきました。Galleria Nazionale delle Marche へ ④
皆さん、おはようございます。2019年から2020年にかけて紹介していたマルケ州国立美術館(Galleria Nazionale delle Marche)ですが、最終回にあたる④番目の記事を今日は紹介させていただきますね。
ちなみに、①~③はこちらをどうぞ。No.101 Urbinoへ遠足してきました。Galleria Nazionale delle Marche へ①No.102 Urbinoへ遠足してきました。Galleria Nazionale delle Marche へ②No.103 Urbinoへ遠足してきました。Galleria Nazionale delle Marche へ③[](https://tokuhain.arukikata.co.jp/ancona/2020/01/no103_urbinogalleria_nazionale.html)
おそらくツアーなどで訪れられた方は、ほとんど見学されないであろう2つのエリアについてです。
ひとつは建物の3階にある陶器コーナー。
マルケ州ウルビーノエリアはマヨルカ焼きで有名(らしいのです)。エミリア・ロマーニャ州の陶器の本場、ファエンツァからも遠くないですし、たしかに納得。
作陶の世界にもウルビーノは偉人を輩出しており、Nicola da Urbinoと呼ばれている作家で、作陶界のラファエロとも呼ばれている名高い人物だそうです。彼の作品もこちらで飾られています。
驚くほど誰もいない空間でした。
そしてもうひとつ驚くほど誰もいない空間が、建物の地下あります。こちら、当時のままの生活様式をそのまま残して見学できるようになっています。生活には欠かせない井戸の様子や、モンテフェルトロ公へ提供した食事を作った厨房や風呂などを見ることができました。ここも誰も見学していませんでした。調度品は置かれていませんが、上階の美術館部分だけを見学するとそのスケールに圧倒されてしまいますが、こちらを見ることでおとぎ話ではなくここで生活が営まれていたのだなと思うことができますね。
ゆっくり見学すると3時間以上は必要かと思うGalleria Nazionale delle Marche。冬は観光客の方や遠足の子供たちが少なく、ゆっくり見ていただくことができますよ。でも、あまりにも人が少なくてちょっと寂しいですが......。ぜひあなたの目で実際に見てくださいませ!
では、また来週。Ci vediamo presto e Buona giornata!
-------------------------*-
【Galleria Nazionale delle Marche】・所在地: Piazza Rinascimento, 13, 61029 Urbino PU・TEL: 0722 2760・時間: 月:8:20~14:00 火~日:8:20 - 19:20
筆者
イタリア特派員
丹羽 淳子
イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。