No.89 マルケから遠足、Festival dell' oriente: 東洋フェスティバルへ

公開日 : 2019年10月17日
最終更新 :

昨日の朝にアップ予定にしていたはずが、なっていませんでした~。慌ててUP!みなさん、おはようございます。先日の日曜日の朝、友人から電話が突然入りました。「ペルージャの方まで、Oriente(東洋)に関する展覧会みたいなのに行くから一緒に来ない?」というお誘いで、ちょうど一日予定がなかったので、えいやと行ってまいりました。フェスティバルの名前はタイトル通り、Festival dell' Oriente で、1年を通してイタリア各地の数カ所の都市で開催されており、私もFaceBookのイベント広告で何度と無く見たことがあり、いつかは行ってみたいなと思っていたものです。日本でも各地の百貨店などでイタリア祭りみたいなものが開催されますよね。こちらのものは、博覧会方式で、なんと入場料として一律13ユーロが徴収されます。13ユーロって1600円程度。決して安くはないお値段。

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こちらがその看板。私が見たら、いまいちOriente的な雰囲気は感じないですが、外国の方から見るとOriente感のある看板なのでしょう。前情報無くやってきて、13ユーロが入場料として必要と知り、果たしてどれだけの人が来訪しているのか、と不思議になりましたが心配することなかれ、会場は人、人、人、人、人だらけ。

3つの大きなパビリオンが全会場。その一つのパビリオンに入った瞬間に広がる景色は、タイ式マッサージ会場。たくさんの女性(恐らくタイ人)が一心不乱にイタリアのみなさんをもみほぐしています。

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こちらは中国ブース。3人の中国人女性が、漢、明、宋の時代にさかのぼった衣装を着て、お茶を振る舞ってくださいました。私達は明時代だそう。笑顔がとても素敵な彼女は中国は西安からこのイベントのためにやってきているとか。白茶と黒茶を頂きました。料金は無料ですが、Offerta箱があり、そこに"気持ち"程度のお金を置いて行きます。

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イタリアでも人気な日本のBonsai販売コーナーがあったり

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懐かしい、、、中国の兵馬俑が陳列されていたり

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多くの出展者がいる中での大量の入場者の存在で、会場全体は常にカオス。音が混じり合い、どこで何をやっているのかがいまいちわかりません。そして、もちろん日本人ではない東洋人(恐らく中国人)が日本グッズを販売するコーナーも数多くあったり。海外の方から見たら、東洋人の国籍の差なんて理解しにくいでしょうから仕方ないのでしょうが...。とっても破廉恥スタイルな浴衣やプラスチックの小芥子が売られていたり...ちょっと残念ですね。集客数が半端ないだけに、あれを日本文化と思われるとなかなか悲しいかな。

食事のブースは日本ブースは圧倒的に人気が高かったように思います。食券を売るブースと、食品を受け取る場所を分けていたのも日本ブースのみ。さすが、、、ですね(笑)。焼きそば的なものを用意されていた方は、日本から来たとおっしゃっていました。

3つのパビリオンに3つの大きな舞台があり、そこでひっきりなしに出し物をしていました。日本ブースの人気はやはり高かった。和太鼓、みんな好きですよね。

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常々から、イタリア人の方の日本ひいきはすごいと思っていましたが、ここでもとてもとても強く感じました。日本人の習慣やマナー、文化や食事に対して彼らの思い(込み)はすごいです。神聖化されていると言っても過言ではなく、こちらの居心地が悪くなるくらいです。でも、自分の文化がこうやって興味を持ってもらえ、受け入れられていることはとても嬉しいことですよね。興味を持っていただいているということで、もっと自分自身も勉強しないと、と思った一日でした。

筆者

イタリア特派員

丹羽 淳子

イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。

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