海に突き出たLazzaretto。昔の役割を終えた今はアートやイベントの拠点に

公開日 : 2018年04月04日
最終更新 :
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みなさん、こんにちは。アンコーナ特派員の丹羽淳子(ニワアツコ)です。

ちょっとアートっぽい写真から本日は始めてみました。

完全に出不精カップルなイタリア人パートナーとわたくし。。。週末に出かけるのは日用品の買い出し程度で、日本でやっていたような「お出かけ」という行動をほとんどしなくなりました。単に年のせい?

その点、彼の妹はとってもアクティブ。仕事の後や、休みごとに、彼やお友達と連れ立っていろいろなところに出かけています。

そんな彼女と会った日の昼下がり、ちょっと展示を見に行こう、と連れてきてもらったのが今日ご紹介する場所なのです。

海にせり出して、正五角形の形をしている人工島。

Lazzaretto(ラッザレット)として1700年代に作られたそうです。

Lazarettoとは、主に結核病などの伝染病の人を隔離する病棟のこと。この建物も昔はこの用途で利用されており、

また、港の近くに建っていることもありのここの施設は要塞的として利用され、物資の保管や港の保護などの役割も担っていたそうです。

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港内に作られた人工島。彼らのサイトを見ていただくと、形状が分かりやすいと思います。

そしてこれが島側の正門。

正門.jpg
中心.jpg

建物は正五角形の形で回廊状に作られています。ですので、内側はこんなに広い中庭があり、ガゼボも。

この中庭で、夏はコンサートや劇などいろいろなイベントが繰り広げられます。そう、以前に野外映画を見に来たこともありました。

いまの展示はこちら。

案内.jpg

残念ながら私が行った時間はお昼休みだったので見れませんでしたが、「自由に触れる美術展」を無料で開催中だったようです。

詳細はこちらのサイトでご確認いただけます。http://www.museoomero.it/

建物内にはいくつかの展示場があり、ほかの展示場では写真展を開催していました。

こちらは中庭にあるアート。あまざらしで非常に無防備に置いてあるのがイタリアらしいですね。

モニュメント.jpg

そしてこちらは18世紀に建立されたPorta Pia (ピア門)。

archi.jpg

アンコーナ空港や、鉄道のアンコーナ駅から中心部に向かうとき、この門が街への入り口としてどんと立っています。Lazarettoのほど近くで、非常に存在感があります。写真で撮ってもなかなか素敵ですよね。

アンコーナで少し時間が余ったら、ぶらぶらと散歩しがてらこちらに来ても良いと思いますよ!

チェントロエリアから1Km程度、アンコーナ駅とのちょうど真ん中あたりになります。夏はオープンバーもあって、かなり良い感じになりますので、お勧めスポットの一つです。

では、素敵な一日をお過ごしください。

Buona giornata.

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名前:Mole Vanvitellina

所在地: Banchina Giovanni da Chio 28, 60121 Ancona

TEL:071 2225038

FB facebook.com/laMoleAncona

筆者

イタリア特派員

丹羽 淳子

イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。

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