【霜がぶどう畑を直撃】モンルイ・シュル・ロワールMonlouis:ワイン生産者の霜との闘い
フランスの天気はこのところ不安定で、サントル・ヴァル・ド・ロワール地方では連夜、霜が降りて、気温がマイナスまで下がりました。一番打撃を受けているのは、ぶどう畑と農作物。フランス各地で、生産者さんたちと霜との闘いが繰り広げられています。ここ、サントル・ヴァル・ド・ロワール地方のモンルイ・シュル・ロワールでは、ぶどう畑を守るために、焚火で霜対策を行っています。
幻想的でとても美しい光景でもあります。しかし、生産者の方たちにとっては、3月の霜は大敵です。
藁を燃やしたり、ろうそくに火をつけたり、扇風機を稼働させてぶどう畑を温めます。
そして朝がやってきます。
今回の写真は、モンルイ・シュル・ロワールのユソー(Husseau)という地区です(下記地図参照)。
美しいぶどう畑の光景ではありますが、1年の生産量にかかわるほどの打撃を与えかねません。そのため、連日フランスのメディアでは、ワイン生産者だけでなくアプリコット農家や、他地方のワイン生産者さんなども取り上げられていました。モンルイ・シュル・ロワールのワインも、日本に出荷しているワイナリーもあるようですが、新型コロナウイルスが収まったら、ぜひいつか現地で味わっていただきたいロワールワインのひとつです。
【文:アンジボー由利子/写真提供:モンルイ・シュル・ロワール市役所】
※記事執筆・翻訳依頼も承っています。
筆者
フランス特派員
リリィ
フランス在住14年目。仏文簿記の国家取得を目指し学習中。
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