【ロックダウン生活】家庭菜園のシーズン到来。2020年4月1日から園芸センターが営業再開。
ロックダウン発表から1ヵ月ちょっとが過ぎたフランスも、ガーデニング&家庭菜園の季節に突入しました。日常生活で必須の食料品・日用雑貨を販売する大型スーパーをはじめ、商店(パン屋、肉屋など)や薬局は、外出禁止が発表された当初から営業。園芸センターも、食料に該当する野菜の苗、種、果樹を販売しているため、フランス人の生活に必要なものとして、4月1日から園芸センターも営業再開しました。
家庭菜園シーズン到来
野菜の苗や種などが日常生活で必要なものとして判断された今回。野菜を育てる楽しみ、それを料理する楽しみ。比較的、地方都市に多いライフスタイルですが、今回の新型コロナウイルスで営業許可がおりていく業種を見ながら、フランスの人たちの生活にとって大切なものも、垣間見たような気がします。現在、大型園芸センターでは、営業時間短縮、ソーシャルディスタンスの配慮、店内入場人数の制限(店舗内に1名ずつ入るため、入口前で列で並ぶこともあり)、お店によっては、Driveサービス(オンライン購入&決済後、指定日時に店舗でピックアップ)など、営業しています。
現地のフランス人に人気のある野菜の苗
外出禁止前の3月上旬。家庭菜園をはじめるにはまだ早く、園芸の花ではパンジーやプリムラ、芍薬の苗が陳列。家庭菜園の野菜の苗では、各種ハーブ、サラダ類、苺の苗、玉ねぎ類、ニンニク、エシャロット、ジャガイモ、サラダ類なども販売されていました。フランス人に人気があるのは、やはりサラダ類、ジャガイモ、トマト、ズッキーニ。サラダ類は生野菜として無農薬で食べられるため。ジャガイモはピューレやフライにもできるし、野菜スープを作るときにも必須だったり万能。トマトも、たくさんできたらトマトごと冷凍室にいれて、解凍すればトマトソースにもなるし、またラタトゥイユにもできる。ズッキーニは栽培しやすいなど。そして、野菜の苗とは別に、ハーブ類。シブレット、西洋パセリは料理によく使うため、庭の隅に、またプランター植えに常備されています。そのほか、玉ねぎやにんじん、ほうれん草、ニンニク、エシャロット、アンティチョーク、茄子、お好みで。ロックダウン前に筆者が立ち寄ったときには、アスパラガスの苗もありました。
※筆者のおすすめはソラマメ。フランスでは、生のソラマメとバゲットにバターを塗って、前菜としていただきます。無農薬の新鮮なソラマメほど安心でおいしいということで、筆者も2020年の今年はソラマメを植えています。
アパルトマン生活でも
バルコニーやテラスでゼラニウムやペチュニアのプランターを楽しんだり。ちょっとしたハーブやミニトマトの苗を楽しむ人、もしくは市営の家庭菜園スペースを賃貸する人。時間がないと家庭菜園の世話もできないので、定年退職になってからという人もいます。
家庭菜園の準備が始まるサントル・ヴァル・ド・ロワール地方でのタイミングは?
サントル・ヴァル・ド・ロワール地方は、ロワール川川沿い地域ということもあり、霜が降りる季節が終わってから家庭菜園を始めたらいいと、地元の人によくいわれています。今年もおいしい野菜が育つでしょうか?
【文・写真:アンジボー由利子】
筆者
フランス特派員
リリィ
フランス在住14年目。仏文簿記の国家取得を目指し学習中。
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