【ロワール地方・ショコラティエ】ロワール地方アンジェの青いチョコレート「ケルノン・ダルドワーズ」
さて、先日訪れたロワール地方(Pays de la Loire地方)アンジェの街といえば、思い浮かぶのが、中がヌガティーヌのブルーチョコレート。
アンジェのショコラティエ「La Petite Marquise ラ・プティット・マルキーズ」社の « Quernon d'ardoise ケルノン・ダルドワーズ» をご紹介します。
こちらは、Lices通りの本店です。ラ・プティット・マルキーズ社は、1940年代に創業。その後20年の月日を経て発展し、Michel Berrué ミッシェル・ブルエ氏の代になってから1966年、フランス語で「Friandiseフリアンディーズ(小さなお菓子類)」的なものをと考案されて生まれたのが、「Quernon d'ardoise ケルノン・ダルドワーズ」のブルーチョコレート。
Quernon D'ardoiseケルノン・ダルドワーズというチョコレートの名前も、DとArdoise アルドワーズがリエゾンして、ダルドワーズと発音されていますが、アルドワーズとは粘板岩(スレート岩)のこと。実は、アンジェ郊外には、この粘板岩が採取できる街があるくらい、昔から、粘板岩で有名な街でした。
店内にも、粘板岩らしき装飾↑。黒っぽい壁の装飾も粘板岩を思わせます。
定番パッケージのこちらの可愛らしい缶。街を流れるメーヌ川から、船で運搬していた粘板岩を川岸におろして作業している、昔のアンジェの人々の姿が描かれています。粘板岩はアンジェ城の城壁にも見受けられ、薄く、黒っぽい岩板が重なっているようなものがあれば、粘板岩です。
高台からアンジェの街を見下ろせば、街の住宅の屋根に使われている粘板岩が一望できます。一見、グレー色に見えますが、こちらのチョコレートでは青色に。
ケルノン・アルドワーズ、ブルーチョコレを一口で味わってみる。と、ホワイトチョコレートの味がふんわり。
ヌガティーヌと呼ばれる煮詰めたキャラメルにローストしたスライスアーモンドとヘーゼルナッツを加えて、先ほどの粘板岩のように四角くカット。そこへブルー色のホワイトチョコレートをコーティングすれば、ケルノン・ダルドワーズです。
昨年のクリスマスには、手土産にと、↑こちらの袋タイプのケルノン・ダルドワーズを購入。
(薄いオレンジ色にも見えますが)クリーム色をした手前のマカロンは、ホワイトチョコレートのガナッシュに乾燥オレンジが中に入っているペーストがサンドされたマカロンだそうで、アンジェ産コワントローのオレンジリキュール風味のマカロンとなります。
さて、どこかで見たことがある形だわと思えば、ビスケットメーカーLUの定番クッキー「Petit Beurre」の形をした、ブルーチョコレート。
今回は、このブルーマカロンとクッキー型のチョコをお土産にして帰ってきました。
ブルーマカロンを友人とお茶をしながら食べてみる。マカロンには、アーモンドペーストキャラメルが挟んであります。さて、食べてみるとびっくり!あの「ケルノン・ダルドワーズ」のミニサイズなるものが、入っていました。ちょっと嬉しいサプライズ。
そして、ビスケット型のチョコ。どこから見ても、細部にわたり、LUのクッキーです。
口に入れてみると、柔らか~い。
さて、期間限定で日本でも以上の商品が発売されています(アンジェ本店での情報ですが各販売店によって取扱商品は異なるようです)。
日本での限定販売(2018年11月から2019年2月まで)
高島屋 / Felissimo / 大丸 / 伊勢丹 / 三越、
こちらの5店舗にて。
また、在フランスの方には、フランス全国発送もあり。
フランス国内発送
ラ・プティット・マルキーズ社のHPから購入可
※アンジェ観光局お土産コーナーでも購入可能です。
お土産にコンパクトで良さそうですね。
ぜひ、ロワール地方アンジェのお土産にいかがでしょうか?
[撮影・掲載内容:La Petite Marquise 承諾済]
La Petite Marquise
Quernon d'ardoise
22 Rue des Lices, 49100 ANGERS
月曜日 13:30 ~19:00
火曜日~土曜日:10:00 ~19:00
(日曜定休日)
https://quernon.fr/
筆者
フランス特派員
リリィ
フランス在住14年目。仏文簿記の国家取得を目指し学習中。
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