10位から3位にランク入りしたアデレードの住みやすさとは?
★2021年「世界で住みやすい都市」3位に選ばれたアデレード★
先日発表されたEIU(The Economist Intelligence Unit)の調査で、アデレードは世界でもっとも住みやすい都市3位に選ばれました!!
春になると町がジャカランダ一色に、その中でアウトサイドを楽しむ人が増えてきます!(写真は、飲みながら町を探索できるハンドルバーという乗り物です)
アデレード市内探索、そしてビーチまでは、路面電車での移動が便利です
★夏の海!!はコバルトブルーです★
健康・文化・環境・教育すべての総合評価で96.4点を獲得。オークランド(ニュージーランド)・大阪(日本)に続いて3位となりました。
特に、健康と教育は100点のスコアを受けました。
そのアデレードに住んで15年、私自身が感じた「住み心地のよさ」そして、南オーストラリアに住む友人たちから聞く話のなかから、住みやすさの理由を探ってみました。
1. 広大な土地
とにかく広い!アデレードから何百キロ離れていても南オーストラリア州(ちなみに私のいま住んでいるポートリンカーンはアデレードから約600km離れています)
★誰の土地~?★
都市部を離れると、そこが個人の所有か市の土地かわからないほど広い。そんな広大な土地でのんびり放牧されている動物を見ていると、それだけでほっこりしてきます。
ランク入りした州都アデレードからは、アデレードヒルズに広がるワイナリーにも、ビーチへもショートトリップで行けます!地平線から昇る朝陽や沈んでいく夕陽もきれいです。
★ビーチに行くと地平線がきれいに見えます★
2. ワイン用ブドウの生産量がオーストラリア最大
南オーストラリア州の農産業で大きな割合を占めるひとつがワイン。州内には200以上ものワインセラーがあると言われていてバロッサバレー地区クレアバレー地区マクラレンベール地区
などの大きな地域は、地元民だけではなく観光客でもにぎわう場所です。タクシーや小型バスでワイナリーを周るツアー客もよく見かけます。
★町のあちらこちらにはワイン用のブドウ畑が広がります★
★肉料理にはやはり定番の赤ワイン★
3. 住む環境がコンパクト中心部アデレードからは、東西南北に道路が広がっているんですが、ビーチへもヒルズへも距離にして約20kmくらい。気軽さからか、車はもちろん自転車愛好家にも人気で、週末ともなるとサイクリストの姿が。町にあるカフェは、そんなサイクリストでいっぱいになるんですよ。日本のサイクリングのように食べ歩きは期待できません(笑)。それでもカフェでおしゃべりもなかなか楽しいものです。
★カフェタイムを楽しみにサイクリングをする人も多い★
★町のあちらこちらにカフェが、週末になると自転車族でにぎわいます★
4. フェスティバルがいっぱいの州
オーストラリアの中でも、南オーストラリア州は「フェスティバル州」として有名です。現在は、コロナの影響で中止になったり、規模が小さくなったりはしています。そのときの事情に応じながらアウトドアを楽しむ人々の姿が。
★UCIのプロサイクリングレース・ツァーダウンアンダー★
2年に一度行われるソーラーカーレース、スタートは北のダーウィンそしてゴールはここアデレードです。日本を含め世界からソーラーカーが集まります。
そのほかにもOZAsia(アジアの祭典)・アデレードフリンジフェスティバル(アート・音楽フェスティバル)を始めとして、アート・スポーツ・音楽などがあります。ほとんどのフェスティバルが行政と市民のコラボによるもの。
そして、そんなイベントにつきものなのが、ワイン。ここでは、ワインを片手にイベントを楽しむということが常識なんですよ。
3位にランク入りしたアデレード、これから少しずつ見どころを紹介したいと思います!
(photo & txt : Asami)
筆者
オーストラリア特派員
さくら麻美
南オーストラリア州のアデレード観光ガイドそして留学生の伴走者・フォトグラファーとして活動。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。