【速報】病院情報【2020年3月29日:新型コロナウイルス情報】
タスマニア州、ノーザンテリトリーに続いて南オーストラリアの州境が閉鎖になりました。 2020年3月24日午後1時半からは西オーストラリア州が閉鎖になります。 以降、入州の際には、14日間の自己隔離が必要になりますのでご注意ください。 (2020年3月22日発表) |
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3月20日から非永住者の入国禁止をスタートしたオーストラリア。
↑DIYの店舗先で売られているソーセージシズル(パンに焼いたソーセージをのせたもの)の販売も中止になりました。
各地で閉鎖が広がっています(海外からではなく、国内での州移動にも規制が出始めています)。
★他州から訪れる際にも2週間の自己隔離が必要な州
・ノーザンテリトリー
・タスマニア州
★閉鎖の地域
ニューサウスウェルズ州ボンディ・ビーチ(Bondi Beach)
〈追加情報〉2020年3月29日現在:感染者数 3636名
◇3636名の州の内訳
ニューサウスウェールズ州1617名、クイーンズランド州625名、ビクトリア州685名、南オートラリア州287名、西オーストラリア州278名、タスマニア州59名、オーラリア首都特別地域71名、ノーザンテリトリー14名
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以下は2020年3月22日時点での感染者状況。
これまでの感染者数は1098名(そのうち46名は完治、7名は死亡)
(Department of Health
)
◇1098名の州の内訳
ニューサウスウェールズ州439名、クイーンズランド州221名、ビクトリア州229名、南オートラリア州67名、西オーストラリア州90名、タスマニア州9名、オーラリア首都特別地域9名、ノーザンテリトリー4名
また、感染源は以下のとおり。
(詳細は19日現在の情報)259名は海外からの帰国者、72名は海外からの渡航歴なし(2名死亡、高齢者やヘルサスケア施設のスタッフや居住者など)、ほかは不明
【買い物に注意】
感染者数が増え続けるなかで、買い出しラッシュが続いているのですが、その買い物も十分注意するようにと地元新聞では呼びかけています。
①店内に入る前と出る時には、ウエットティッシュ(店内に備えつけているスーパーマーケットもあります)で手を拭くこと
②スーパーマーケットの中を歩くときには、ほかの人と距離をとるように
↑ストックが減り始めているのはスーパーマーケットだけではありません。DIYショップに普段はいっぱい並んでいる園芸コーナーの苗売り場。庭で育てようという方が増え始めているようで箱いっぱいに買っていく人も目立ちます。
【スーパーマーケットでの購入制限】
オーストラリアの大手スーパーマーケットによると、一部アイテムはひとり当たりの購入制限があります。
(例)
ひとり1パック:トイレットペーパー
ひとり2品まで:パスタ、小麦粉、お米、ペーパータオル、冷凍野菜、冷凍デザート、砂糖、液体せっけん、トマト缶、ほか
【アデレード市内にある公共施設は使用不可】
★アデレード市によると、すべてのアデレードコミュニティセンター、図書館、アデレードアクアティックセンターは2020年3月18日をもってすべて一時閉館となっていますのでご注意ください。
4月10~26日のスクールホリデー期間中に図書館や公立の場所で行われる行事はキャンセルになったものが多いので、あらかじめ問い合わせておくことをおすすめします。
【海外から帰国された方、感染したかな?と心配されている方へ】
★★体調不良の場合や新型コロナウイルス感染の可能性がある場合★★
海外からの入国などで新型コロナウイルスに感染している可能性がある、または体調のよくない場合は、直接病院に行かずに、必ず医療機関に電話で問い合わせて指示を受けてください。
→National Coronavirus Information Hotline(オーストラリア・コロナウイルス・インフォメーション・ホットライン)1800 020 080
→南オーストラリア・アデレードメトロポリタンの新型コロナウイルス専門病院は5ヵ所(特に咳や熱の高い場合)あります。
- Royal Adelaide Hospital(ロイヤルアデレード病院)
- Flinders Medical Centre(フリンダースメディカルセンター)
- Lyell McEwin Hospital(リエル・マックイバン病院)
- Women's and Children's Hospital(小児婦人病院)
- Mount Barker Hospital(マウントバーカー病院)
→地域での新型コロナウイルス対応病院
- Gawler Health Service
- Kangaroo Island Health Service
- Mount Barker Hospital
- Mount Gambier and Districts Health Service
- Riverland General Hospital
- South Coast District Hospital
- Tanunda War Memorial Hospital (open from Monday 30 March 2020)
- Yorke & Northern Local Health Network
【国内で初ドライブスルーで新型コロナウイルス検査ができるようになりました】
オーストラリア国内で初のシステム→南オーストラリア州のSA pathologyによると新型コロナウイルス検査がドライブスルーでできるようになりました。
ただし利用するには手順があります。
1.GP(主治医)から検査依頼を出してもらいます
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2.検査室に電話(8222 3000)をすると、日時の予約を入れてくれます
↓
3.検査依頼をFax(7117 5085)します
↓
4.指定された日時に行って検査室のスタッフの誘導に従います
→設置場所一覧
- Ceduna
- Hampstead Rehabilitation Centre(opens in a new window)
- Repat Health Precinct(opens in a new window)
- Port Augusta Hospital
- Port Lincoln
- Whyalla Hospital
【政府による措置】
(南オーストラリア州を管轄する在メルボルン日本国総領事館のWebサイトから一部抜粋2020年3月21日)
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1 コロナウイルス問題への取り組み
3月18日、モリソン首相の記者会見では、今後6ヵ月以上継続する前提で、幅広く実施可能(scalable)かつ持続可能(sustainable)な措置をとる必要がある旨述べました。
2 新型コロナウイルスに関する追加措置
(1)本18日から、必要不可欠ではない屋外での500人以上の集会に加え、必要不可欠ではない屋内での100人以上の集会が禁止となります。ただし、公共交通機関や医療機関、市場、スーパーマーケット、ショッピングセンター、オフィスビルなどは除外されます。
(2)高齢者ケア施設へは、過去14日間に海外から戻った人、過去14日間に新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した人、発熱や呼吸器感染症の症状がある人は同施設へのアクセスを許可されるべきでないとのことです。
(3)豪州人向けの渡航情報(Smartraveller)を日本を含む全世界に対して最高レベルのレベル4(Do not travel)に引き上げ、海外渡航しないように勧告しました。また、既に国外に滞在し豪州への帰国を希望する豪州人に対して、可能な限り早く商用便で帰国することを助言(advice)しています。
(4)学校は引き続き開校すべきである。また,国民に対し,生活用品の買いだめをしないことを要請しました。
詳細は豪首相府発表のメディア・ステートメントをご参照ください。
https://www.pm.gov.au/media/update-coronavirus-measures
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【緊急追記事項】加えて3月20日の非居住者・非永住者のオーストラリア入国禁止を受けて、オーストラリアでのトランジットも禁止となりました。日本から海外に行くときにオーストラリアから乗り継ぎで、ということは原則できませんのでお気をつけください。ただし、特別の理由により、例外 が認められることがあるとのことなので、リンクをご参照ください。
【オーストラリア航空会社の運航変更について】
★カンタス航空
およびジェットスター航空
2020年3月下旬から2ヵ月間、カンタス航空国際線を運休すると発表がありました。
またカンタス航空国内線については大幅な減便となりますのでご注意ください。
★ヴァージン・オーストラリア
国際線については、2020年3月30日から6月14日まで運行停止となります。
★全日空
★日本航空
しかしながら状況により日々変化するので、特に国際便については予約の際に必ずご確認ください。またキャンセルの有無なども確認しておくことをおすすめします。
【参考リンク】
オーストラリア観光局(日本語)
南オーストラリア州を管轄する在メルボルン日本国総領事館からの新型コロナウイルスの注意喚起(日本語)
SA Healthによる情報(英文)
オーストラリアの入出国などビザについて(英文)
日本とオーストラリア間の国際線のフライト情報やブリズベンで体調が悪くなった場合は、こちらも参考に ブリスベン特派員ちえさんの記事
(文・フォト:さくら麻美/アデレード特派員)
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
海外に渡航する場合は、渡航先、経由先の国がビザ発給や入国の制限をしていないか必ずご確認ください。状況、環境は日々変化しますので予告なしに入国制限などが実施されることも予想されます。最新情報、情報の詳細は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ