アデレード発 86年前のホイッスルでサンタクロースがやってきた
オーストラリア大陸の南からメリークリスマス!! アデレード特派員のさくら麻美です。
まだ11月ですが、南オーストラリア州アデレードでは11月2週目の土曜日にクリスマスシーズンがやってきました。
そうです、アデレードでみんなが楽しみにしているクリスマス・パレードで本格的なシーズンの幕開けです。
このパレードでスタートで活躍するのは、実はゴールドのホイッスルです。
↓86年目のパレードの先頭を飾るのはクレジット・ユニオン(メインスポンサー)エキスプレス、煙を出して走るところなどは本格的です↓
今回は、そのホイッスルに何か歴史があるようなので語り継がれているパレードの昔を探ってみましょう。
今から90年近く前、パレードのディレクターであったビル氏が一番最初にパレードを見たのは、北半球のカナダ。彼はそこで一番大きいと言われていたエアトン・パレードを見て子供たちに夢のあるこのようなパレードをアデレードでやってみたい!と思い始めます。そしてその夢を現実にするのです。86年前、ビル氏の吹く銀色のホイッスルで一回目のクリスマス・ページェントがスタート、彼の想いがパレードの歴史を作ります。彼が亡くなった後も家族がその意思を引き継ぎついに今年86年目となりました。銀のホイッスルの話は知る人ぞ知る、ビル氏のパレードへの熱い想いがこもっているのです。
スポンサーが集まりそして政府を巻き込み、今ではたくさんの子供たちがこの日を待っています。
↓パレードがスタートする前の2時間くらいは道路が子供たちの黒板になります、彼らの感じるクリスマスを楽しく描いている子供たちが印象的です
↓早くからたくさんの人がパレードを待っていますが、子供たちは待ち時間をそれぞれに楽しんでいるようです
↓公共の作業車などもクリスマス色にディスプレイされてます。このトラックは市民に水を運ぶ給水車。
↓消防自動車もデコレーションされてます
↓今年もクレジット・ユニオン・クリスマス・ページェントのスタートを知らせたのは86年前と同じホイッスル
歴史が重なるにつれ想いも深いです。
↓パレードの先頭を切るのは、白馬に乗ったおまわりさん、馬の蹄もクリスマス色なのです
↓そして馬の後に続くのは、お片付け組(馬の**の後始末組です 笑)
↓今年のフロートは全部で84台、ジンジャーブレッドハウスは今年初です。
↓バクパイプの音色が街に響きます
↓ギャラクシーからの来訪者も子供の人気者
↓最後を飾るのはサンタクロース。冬のユニフォームが暑そうです(笑)
パレードが終わると、街は一斉にクリスマスのデコレーションで飾られます。
お正月よりもクリスマスの方が大きなイベントのオーストラリア。
暖かい夏のクリスマス、是非オーストラリアでクリスマスを過ごしてみてくださいね。
(txt & photo Asami Sakura, 取材協力:Credit Union Christmas Pageant事務局)
筆者
オーストラリア特派員
さくら麻美
南オーストラリア州のアデレード観光ガイドそして留学生の伴走者・フォトグラファーとして活動。
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