1975年マツダ121に乗ってクラシックカーパレードに参加しました
今年もやってきました、クラシックカーパレードの「Bay to Baywood」。1990年から約30年間続いている車のイベントです。今回は見物ではなく、クラシックカーに同乗してパレードに参加してきました。
クラシックカーにはあまり関心のない私ですが、昨年は多くの人が沿道で声援している姿を見て、今年もまた会場へ行ってみることに。写真撮影と取材をお願いしたところ、今年は何と主催者のクラシックカーに同乗してパレードに参加できることになりました。
今回はこのパレードの様子伝えようと思います。
★スタート地点のウェストビーチのベイサイドには、クラシックカーを一目見ようと多くの人が集まっています★
オーストラリア国内でも個人のクラシックカーの保有者が最も多いとされる南オーストラリア。それだけに多くのクラシックカーマニアの姿が目立ちます。
この大切にされているクラシックカーを沿道の人の声援を浴びながら決められたコースをパレードするというイベントがこのBay to Birdwood。ベイエリアからバードウッド地域までの約60kmを走ります。
2年おきに参加するためのエントリーできる車が変わるのが特徴の一つです。
昨年は、「クラシック」というカテゴリーで1956年1月から1981年12月までの間に製造された車限定でした。今年はエントリーできる車が変わります。昨年はClassic(1956年1月から1981年12月までの間に製造された車)、今年は「ラン」というカテゴリーで(1959年までに製造された車が参加できまするのです。参加者は各州から集まってきますが、やはり多いのは南オーストラリア州がダントツです。
私は主催者のクラシックカー1975 Mazda 121に同乗させていただきスタートを切りました。
★この車に乗ってパレードに参加しました★
ドライバーはMatsudaのディーラーでメカニックとして仕事をしているダニエル氏。車が大好きというだけあって乗り心地の良さはさすがでした。自分の車ではなくても、沿道の声援を受けながらパレードするのは気持ちいいのですから、自分の車を運転して走るとなればやはり参加したくなる気持ちがよくわかりました。
同乗にはなんとラジオの中継も入り、オーストラリアと日本との交通事情の違いなどを話させていただきました。
★パトカーもクラシック、今のパトカーよりも強さがある感じがしました
いよいよクラシックパトカーに先導されたクラッシクカースタートします。賑やかなアデレード市内を抜けて、市街地へと続く緩い登り坂をエントリーされた車が1750台が次々に登っていきます。目指すはバードウッドという地区にある国立自動車博物館です。
私たちの乗るMatsudaをはじめとするメディア関係の車が先頭でゴールへ。それに続いて次々に車がゴールします。
★緩やかな登り坂を通過してゴール付近、車が次々に入ってきます★
国立自動車博物館併設の公園では多くの人がゴールの瞬間を見ようと待ち構えています。その中を続々とクラシックカーがゲートをくぐっていく様子を見ていると、一瞬タイムスリップしたような錯覚に陥ることさえ。
今年はセダン型の車が多かったという印象があります。
もう一つこのパレードの面白いところは、一般車だけではなく、警察やRAA(日本でいうところのJAF)で活躍した車やトラックも参加するんことですよ。
すべての車がゴールすると、今度は審査が始まります。これは技術的なものを見るというより車がいかにクラシカルに綺麗に手入れをされているかを見るもの。そしてプラス、車とオーナーのファッション的一体感が総合的に評価されます。
★こんな風に審査が進んでいきます
表彰式を待っている間に博物館の中を見学することができます。 古い車が展示してあり、アデレードでの車の歴史を知ることができます。
また改良したバスでは古着屋さんも!
パレード後に行われるファッションショーで決めたい!人用のお店です。
★バスの中には古着がたくさん置いてあります!
この日は、思ったよりも寒く、私もお店でジャケットを買いましたよ。
★ファッションショーも楽しいです
★優勝したのはこのカップル、レトロな車にファッションも決まっていました★
来年9月は2016年同様クラシックカーが勢ぞろいするそうです。
国立自動車博物館でゴールしてくるクラシックカーの迫力を間近で楽しんでみてはいかがですか。
ちなみに、この博物館はアデレードからは約60キロ。公共交通がないため、レンタカーなどで行くことをお勧めします。
国立自動車博物館
Shannon Street, Birdwood, 5234 SA Australia
筆者
オーストラリア特派員
さくら麻美
南オーストラリア州のアデレード観光ガイドそして留学生の伴走者・フォトグラファーとして活動。
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