因縁の対決?!サッカー・ワールドカップ予選「クロアチアVSセルビア」

公開日 : 2013年03月20日
最終更新 :

あさって金曜日(22日)、2014年にブラジルで開催されるFIFAワールドカップの欧州予選試合

「クロアチアVSセルビア」がザグレブのマクシミール・スタジオで開催されます!!

クロアチア国内で先月に販売されたこの試合のチケット35000枚は即日完売という注目ぶり!!

ところで、ご存知の方も多いと思いますがサッカーに限らず

クロアチア対セルビアの試合は毎回緊張を持って迎えられます。

「クロアチア対セルビア」の試合でなくても、普段からクロアチアとセルビアは

長年に渡りフーリガンの暴動による試合中止騒動、傷害事件などが頻繁に起き

それぞれUEFA(欧州サッカー連盟)から問題視されいるほど。

中には死者が出るケースもあり、とても深刻です。

クロアチアとセルビアはユーゴスラビア紛争で血を流し合ったことでも知られている通り、

民族対立の歴史的・政治的過去が背景があります。

その遺恨により、スポーツ、特にサッカーの試合で両国のサポータ同士のぶつかりあいが頻繁に起きています。

tikyuunoarukikatajelacc.jpg

毎回厳重な警備がしかれ、ニュースによると金曜日の試合にも約850人の警備隊が配置される厳戒態勢の模様。

またフーリガン同士による暴動・混乱を最小限に止めるためクロアチア、セルビアそれぞれのサッカー連盟は

今回のザグレブでの試合及び今年9月6日にセルビアのベオグラードで予定されているリターンマッチに

「それぞれ相手国の試合会場へ、自国ファンの組織的な大規模な送り出しは行わない」

という取り決めに合意しました。

今回に限った話ではありませんが、特に今週22日はマクシミール・スタジオ周辺

クロアチア(セルビアでも!!)カフェ・バー内で暴れたり騒いでいる集団を見かけた時は、決して興味本位で近づいたり

見つめたりせず、事件に巻き込まれないように十分注意して下さい!

フーリガンの中には人種差別的思想を持った極右的な人も多いため

日本人・アジア人が標的になる可能性も否めません。

さてさて、試合の結果はどうなることやら・・・。

対セルビア戦でなくても、ただでさえサッカーの試合に熱くなるフーリガンたちなので、

万が一クロアチアが負けることになると。。。考えただけでも怖いです。

037.JPG

ところで、クロアチアのカフェ・バーの店内にはTVが常設されているところがほとんどで、

試合があると必ずと言っていい程サッカー中継が映ります。

当然22日は、クロアチア中のカフェ・バーのTVがサッカー中継一色となることでしょう!

地元の人と一緒に盛り上がるのは旅のステキな思い出になるかもしれまんが、

くれぐれもトラブル等に巻き込まれることのないように注意して楽しんでください!

お互いを尊重し合い平和に試合が終了してくれることを祈ります。。。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。