初市

公開日 : 2012年01月12日
最終更新 :
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最上義光公治世の当時、山形には定期の市が立つ市日町があり、それらの市の中心として十日町に「市神(いちがみ)」が祀られた。毎年1月10日に市神祭りとして十日町から七日町にかけて縁起物をはじめ様々なものを売る多くの露店が立ち並ぶようになったのが始まりといわれる。

注)最上義光(もがみよしあき. 1546-1614)は山形藩初代藩主. 仙台藩初代藩主伊達政宗の伯父.

十日町に立つ十日市の跡を示す碑と解説板。4行目の「発祥をなした」と「文禄元年」の間に「。」を補って読んで下さい。

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初市は十日町と七日町を車両通行止めにして行われます。時間は午前10時から午後5時半まで。当日は花笠まつりと並ぶ混雑ぶりで、普段の街の様子を知る者としては「これほどの人、どこにいたの?」の感。

通りの両側に沢山の露店が軒を連ねています。商うのは縁起物や生活用品、野菜など。縁起物とは初飴(1袋200円)、白(しら)ひげ(根が付いたままのアサツキ.1束200円)、かぶ(大1個200円)、団子木、だるまなど。

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地元菓子会社の店では初飴製造の実演。

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実はこの飴は私の好物。昔ながらのプレーンな味のほかに、きなこ、あんこ、ごま、お茶、バナナ、ハッカ味などが増えていて「ヘエ~?!」  袋の裏に初市と初飴の説明が書かれていますのでご一読下さい。

初あめ.jpg
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