春から夏へ。季節のドイツ料理、シュパーゲル

公開日 : 2018年05月29日
最終更新 :
筆者 : サナ

こんにちは。今年のドイツは天気が比較的良く、ワイマールも天気のいい日が続いています。5月28日のワイマールは快晴の29度。今年最高の気温です。

さて今回はドイツの季節料理についてです。白アスパラガス、ドイツ語ではシュパーゲル(Spargel)が春になるとお店に並びます。季節限定で白アスパラガス専用のお店がでるほどの人気です。日本では緑のアスパラガスが一般的ですよね。ドイツでは5年ほど前まで緑のアスパラガスは一般的ではなかったそうです。緑のアスパラガスは新しい野菜という認識らしく、すこし違和感を感じます。白アスパラガスを収穫するには土をかけ、太陽を当てずに育てるそうです。手間がかかる野菜ですね。

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ワイマール市内ではスーパーでは買えるものの、農家直売のお店がなかったのでお隣の町エアフルト(ERFURT)で夫が買ってきてくれました。1キロ7.5ユーロだったそうです。せっかく新鮮な白アスパラガスが手に入ったので、お昼に食べてみることにしました。ドイツ人の夫曰く白アスパラガスには専用のホワイトソースとゆでジャガイモとシュニッツェル(SCHNITZEL)を一緒の食べるのが一番!だそうです。

調理法は白アスパラガスの皮をむいて、根元2-3センチを切り落とします。なべにお湯を沸かし塩を入れてやわらかくなるまでゆでます。同時にジャガイモを茹でましょう。一枚目の写真に写っている青い箱のソースが専用ソースです。ソースの味は濃いホワイトソースのような感じでとにかく濃厚です。卵黄やバターや生クリームで作るそうです。

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ここからはカツと同じで小麦粉をまぶし卵をつけ、最後にパン粉をつけます。シュニッツェル用のパン粉は日本のものよりも細かいです。

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ここからがカツとのおおきな違いです。マーガリンと足りなかったら油を足して揚げていきます。カロリーが気になってしまいますが、年に数度の白アスパラガスの為と思いたっぷり使いました。カリカリに揚げてできあがりです。

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お皿に盛り付けます。ホクホクのジャガイモ、さくさくのシュニッツェル、やわらかい白アスパラガスにたっぷりソースをかけました。白アスパラガスは柔らかい味なのでソースをたっぷりつけていただきます。

白アスパラガスを食べた後、少し問題が起こります。おしっこが信じられないくらい臭くなります。臭いはにんにくがそのまま出ている感じです。臭いおしっこは3回で治まると言われているので少しの辛抱です。食べたあとは家族みんなでトイレの後にくさいくさい!と言い合うのもドイツの春の訪れを感じます。

日本ではなかなか食べられない野菜なので春にドイツを訪れた際にレストランで見つけたら、食べてみてくださいね。

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