アメリカで国際結婚!市民結婚式とサムシングフォーについて

公開日 : 2018年12月03日
最終更新 :

こんにちは!今回はバージニアで行った結婚式についてお話ししていきたいと思います。

私たちが行ったのは「市民結婚式(シビルウェディング)」と呼ばれているものです。

日本に置き換えると、籍を入れに役所を訪れてその場で簡易結婚式を行う、と言うととても近い気がします。

しかし実際に私たちが行くのは「裁判所」でした。(州によって管轄場所が異なります)

wedding1.JPG

担当地域の裁判所に行き、必要書類を提出し「結婚許可証(マリッジライセンス)」を取得する必要があります。

結婚許可証には有効期限があるので90日以内に結婚をしなければいけません。

書類を提出した際に、「この内容に偽りはないか」などの宣誓をする必要がありました。

右手を上げながら「Yes, I do」と結婚式さながらの宣誓を行い

空きがあればそのまま簡易結婚式へ移ることもできましたが

私たちは決めた日にちがあるのでまた改めて同じ場所を訪れることとなりました。

アメリカの結婚式の文化に「サムシングフォー」というのがあるのはご存知でしょうか?

直訳すると「なにか4つ」と言う意味で...

「何か新しいもの」「何か古いもの」「何か借りたもの」「何か青いもの」

を身に着けて結婚をすると幸せになれるという言い伝えです。

私も映画などで耳にしたことはあるものの、実際にまだ今もその文化があるのかと半信半疑でしたが

結婚式当日、義母から「サムシングフォーって知ってる?」と聞かれて驚きました。

wedding2.JPG

そこで私は、義母から「借りた古い指輪」、実母とお隣さんから貰った「新しいブレスレット」

夫から貰った「青いイヤリングとネックレス」を身に着けて結婚式を行いました。

結婚式当日はどんな服装でも構いません。ジーパンにTシャツでもOK!

しかし、やはり結婚ということで白いドレスやカラードレスで華やかに着飾った方々を多く見かけました。

私も白で統一し、再び裁判所へ向かいました。

裁判所と言っても、婚姻関係の事務所は閑散としていて数人のスタッフがいる小さな事務所でした。

そこの待合席で予約の時間を待ちます。

時間より早めに名前を呼ばれ、担当の男性から貸出用のブーケを渡されました。

実は、義母も私もブーケの事はすっかり忘れており「持ってくれば良かった!」と言っていたところで

運良くブーケも用意されていることに驚きました。

wedding4.JPG

やはり結婚式ということで、担当の男性も終始にこやかでとても良い雰囲気だったのを覚えています。

婚姻関係の事務所へ行く時に通った廊下を戻り、「こちらでお待ちください」と言われたので

てっきり近くのドアから前のカップルが出るのを待つ場所かと思いきや...

その道端こそが結婚式を挙げる場所でした!(笑)ものすごい道端です!

wedding5.JPG

普通に人が通るところなので、看板には「お静かに!」と書かれています。

私たちの時も、通りすがりのスタッフさんなどが足を止め私のつたない英語の宣誓を笑顔で見守っていました。

宣誓を担当した女性のあとに続き、全く同じ事を言えばいいのですが

緊張と英語力の問題でものすごい小声になっていました(笑)

宣誓が終わると担当者にサインを貰い、ブーケを返して再び事務所へ戻ります。

wedding6.JPG

ここでようやく結婚したことが認められ

今度は「結婚証明書(マリッジサーティフィケイト)」を受け取ることができます。

その証明書は今後、永住権などの申請に必要なとても大事な書類です。

州や行政などによって、市民結婚式でも役所内に小さな教会のような場所があったり

写真を担当してくれるスタッフがいたりと様々な形があるようです。

簡易的に結婚式を挙げることのできる「市民結婚式」は事務所を訪れて30分ほどで終了しました!

日本の「籍だけ入れる」という感覚と同じですが

宣誓などがあったり、ドレスアップしたりとアメリカならではの文化に触れることができました。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。