もうすぐ夏休み!ワシントンDC発☆でっか~いアメリカ大陸の自然を満喫する車の旅!

公開日 : 2018年05月28日
最終更新 :

メモリアルデー・ウィークエンドを迎えたアメリカですが、この後6月の声を聞くと、夏休みの休暇の話題で持ち切りになります。外務省のリンクによると、アメリカ合衆国の面積は962.8万平方キロメートルで日本の25倍!機会があれば、ぜひアメリカ大陸を隅から隅までを探検してみたいものですよね~。

そこで、この夏、広大なアメリカ大陸の自然を思う存分満喫したい旅行者の皆様に耳寄り情報です。アムトラック(Amtrak)は、6月1日から運行の、ワシントンDC→ペンシルベニア州ピッツバーグ→オハイオ州クリーブランド→オハイオ州トレド→イリノイ州シカゴ間を結ぶキャピトル・リミテッド(Capitol Limited)と呼ばれる夏季限定の列車の特別スケジュール表を紹介しています。ワシントンDCのユニオン・ステーション(Union Station)とクリーブランドを結ぶ区間の乗車券午後発深夜以降到着(4:05pm-2:53am)便は$71より(乗車時間は10時間48分)、また、グレイハウンド・バスでも、ワシントンDCからクリーブランドまで6月1日は$61(週末を外すと更にお安いチケットが購入可能)というお手頃価格でバスの乗車券予約が可能です。空の旅も魅力ですが、多少時間がかかっても電車やバスでの旅も格別ですよね。

Rainy road.png

私は、先日一足早く車で、オハイオ州クリーブランドから北東に63マイル(101km)程度に位置するエリー湖畔の町アシュタビューラを訪れてきました。グーグルマップによると、ワシントンDCからアシュタビューラへはおよそ5時間59分(369マイル=約594km)ですが、自家用車での旅の良いところは、自分の都合に合わせて食事、トイレ休憩などのスケジュールを決められることに尽きるでしょうか。また、車内ではボリュームを気にせずに好きな音楽を聴いたりおしゃべりに興じたり、とにかく周囲を気にせずに好きなように過ごすことが出来るので、運転が好きな方へはお車での移動もおススメです!出発時には晴天でしたが、アパラチア山脈付近を通過中に土砂降りに見舞われながら到着したエリー湖畔はとても趣がありました。。。

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英語でグレート・レークス(Great Lakes)と呼ばれる五大湖は、スペリオル湖(Lake Superior)、ミシガン湖(Lake Michigan)、ヒューロン湖(Lake Huron)、エリー湖(Lake Erie)、オンタリオ湖(Lake Ontario)。これらの湖はアメリカとカナダ国境にまたがる淡水水系(塩水湖でない)の湖です。この日訪れたエリー湖は五大湖の中では最も浅いと言われている湖なのですが、この湖畔で育った夫は、目を凝らすとようやく濃い霧がかかった湖のはるか向こうに見え隠れする灯台を眺めながら、遠い昔あの灯台を目指してよく泳いでいたという話をしてくれました。少年時代に、父親に、湖に浮かべるボートが欲しいかそれとも裏庭にプールを造ったほうが良いか訊かれ、プールを選んでボートをあきらめたことがあるというエピソードも聞いたことがありますが、五大湖の中で最も水量が少ないとは言え、どう見積もっても泳げる距離以上の遥か彼方のあの米粒大の灯台を目指して少年たちが泳いで行き泳ぎ切れずに砂浜まで泳いで戻ってきていたというのですから、規模が違うという他ありません。

こんな巨大な湖でのびのびと泳ぐことが出来るのだから、何も裏庭にプールなど造らなくてもよかったのでは?とか、この大きな湖の水平線に暮れ行く夕陽を眺めながらボートでのサンセットクルーズが出来たら最高だっただろうに。。。、等の想いがふと頭をかすめます。久々に首都ワシントンの喧騒を離れ、圧巻の自然の中ならではのゆったりとした夕刻を過ごすことが出来ました。

Navigator for  Ashtabula.png

エリー湖にまつわる夫の少年時代の思い出話は尽きませんが、夕刻の霧のエリー湖を離れ、次回のブログでは、アメリカ国内で最も長いカバードブリッジ(屋根付き橋)や、エリー湖近郊のハーバーの観光名所屋レストラン等もシリーズでご紹介いたしますので、この続きもどうぞお楽しみに。。。!

Foggy Lake Erie.png

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筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。

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