アメリカ旅行でのマナー&ぜひ避けたい金銭トラブル!

公開日 : 2014年08月31日
最終更新 :

 皆様、こんにちは。もう秋らしい毎日が続いていますが、いかがお過ごしですか?

 これからの季節、秋の旅行の計画を立てている方も多いかと思います。旅行の醍醐味といえば、なんといっても食べることでしょうか。。。外食をエンジョイするためにも、アメリカのレストランでの食後の支払いの際には、ぜひ気を付けたいことがあるんですよ。。。!

 日本では、外食時の支払いの際チップを置かずにお店を出ますが、アメリカでは、ファーストフード店などの例外を除いて、注文した食べ物(飲み物)、税金にプラスしてチップ(心づけ、祝儀:Tip)を払うのがきまりです。通常、4、5名での食事の際にもらうレシートにはチップが含まれていないことが多いので、カードで支払う場合、レシートに記載されている食事の代金プラス10%~20%のチップの額を書き込み、全額を記入してサインをして「全額支払いますよ」のOKサインを出すのです。現金でチップを置く場合は、レシートの「チップ(Tip,Gratuity)」の箇所をゼロ(0)とし、支払い金額(Total)は食事の分の代価(Purchase)と同額にします。レストランで働くサーバーは、店舗からは最低賃金以下の賃金を支払ってもらい、お店の利用者の方のチップに頼って生計を立てなければいけない場合もあるので、サーバーの方のサービスがよければ、チップをはずんであげると喜ばれます。

 8名以上で食事をする場合はチップが含まれていることがあるので、お店にいる間に必ず確認しましょう。「あらかじめ含まれていた(引かれてしまっていた)のに、家でレシートを見てテーブルに現金のチップも置いてきちゃったことに気が付いた。」というエピソードをよく耳にします。

 ホテルのコンシェルジュ、ドアマン、ベルマン、ポーター、ルームサービス、メイドサービス、シャトルサービスなどの利用時には、現金でチップを渡します。その他、タクシーに乗車した時、美容院や理容院では、最近はレシートにチップ(Tip)の欄がついている場合の方が多いので、現金の持ち合わせがなくてもカードでの支払いに含むことができるので便利です。

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 現金を持ち歩かずカードでの支払いをする際は、デビッド(クレジットカードの機能付きのカードでも)かクレジットのうちのどちらの方法で支払うのかを明確にすることも大切です。「デビット・カード」は、預金口座を持つ金融機関が発行してくれるカードで、オンラインで即時に口座から引落しされてしまうので、預金の残高があることを確認してから使う必要があります。

 去年意外と大きいワシントンDC、時間の節約にキャピタル・バイクシェアがおすすめです!の記事でご紹介した「キャピタル・バイクシェア」を利用し、帰宅後に銀行口座を調べてみると、200ドルが保留状態になっており3日間ほどその状態が続いたことがありました。海外での滞在が残り3日しかないのに銀行からのキャッシュの出金ができなくなってしまったり、お土産を買うため用意していたはずの200ドルが(たとえ一時的にでも)遣えるのかどうかわからなくなってしまった、という状況だけは極力避けたいですね。

 大手のスーパーマーケットで買い物した際に「キャッシュ・バック(現金を払い戻してもらうこと)」してもらっていないのに、帰宅後に自宅で「10ドルをキャッシュ・バック」と明記されているレシートを見て大騒ぎになった、というエピソードも聞いたことがあります。

 食事や買い物の際には、レシートに印刷されている金額をその場で確認してからサインをすること、間違いに気づいたらすぐに店舗に電話し、レシートの番号、利用した時間、(食事の場合は)サーバーの方のお名前、テーブル(席)番号を知らせると、お店の方で調べてくれて解決することが多いので、レシートは銀行口座を確認するまで取っておくと良いかもしれません。

 今回は、8月のお題『気をつけたい旅のトラブル』にちなんで、金銭トラブルを避けるためのマナー&心得(笑)に関する情報をお届けしました。

 明日は9月1日。。。季節の変わり目ですので、皆様、体調など崩さないようどうぞご自愛くださいね。それでは、次回もどうぞお楽しみに!

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筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

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