スクープなるか!? 「一枚岩の守り犬」
一枚岩に戻ってきました。
この日、一枚岩に伝説の守り犬が出現する可能性があったからなのです。
伝説の守り犬とは、昔、太地町に住む岩が好物の魔物がいて、岩を食い荒らしながら古座川を遡っていました。
いよいよ一枚岩を食べようと噛みついた時に、里に住む猟犬が襲い掛かって魔物を追い払い、一枚岩だけは穴だらけにならずに残りました。
魔物の歯型といわれる部分は、岩の中央部、今の一枚岩の鹿鳴館前に残されています。
その伝説から、一枚岩に出現する犬の影は「一枚岩の守り犬」と呼ばれています。
一枚岩の守り犬が出現するのは、4月19日前後と8月25日前後の数日間(それぞれ1週間ほど)、午後5時前後の10分ぐらいの間で、夕陽をうけて犬の影が一枚岩に浮かび上がります。
この日、小雨も降ったりしましたが、夕方の天気予報は晴れだったので諦めずに一枚岩前の道の駅で守り犬が出現するのを待ちました。
すると一枚岩に夕日があたり始めました。
けれど、すぐに影になってしまいます。
こちらは昔撮影した画像ですが、周囲の状況としては道路の右側が古座川で対岸に一枚岩があります。
道路の左は山が迫っています。
なので、気象条件と太陽の位置が揃わないと守り犬が見られないという訳のようです。
この日、一枚岩のバックは青空が広がっていたのですが、反対側の太陽がある方の山からドンドン雲が流れてきて太陽が雲の中に隠れてしまっていました。
なんで一枚岩の空は晴れているのに影が出ないの!
守り犬が現れて!と皆が見守る中、
5時前に薄っすらと守り犬らしい影が出現!!!
こんな感じです。
見る位置も重要だそうで、もっと左、犬の正面あたりから見ると犬というより、
「カピパラか豚のようにしか見えなかった」
というアドバイスを伺ったのでここからの撮影となりました。
4時半ごろから5時15分ぐらいまで粘っていたけれど、犬の影が薄っすらと見えたのはほんの数分だけ。
もっと濃く影がうつっていたらスクープだったかも!?
そんなわけで、もっとはっきりと見て撮影したい!という気持ちの方が夫も私も強く、リベンジを誓って古座川町を後にしたふたりでした!
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<一枚岩の守り犬>
・所在地 和歌山県東牟婁郡古座川町相瀬
(一枚岩対岸の「道の駅一枚岩」の駐車場や川原から見ることができます)
・見学自由
・見られる期間
4月19日前後と8月25日前後の数日間(それぞれ1週間ほど)
午後5時前後の10分ぐらいの間
※ただし気象条件により現れるかどうかは分からないので運しだい!
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