古座川に浮かぶ島全体が神社の「河内島」
7月におこなわれる「河内祭」では、古座川河口から河内島にかけて軍艦に見立てた華麗な装飾を施した古座の鯨舟が川を上ります。
河内島はその祭礼の中心となる島です。
河内祭のハイライト河内島
虫喰岩から来た道を戻り、古座川町役場まで戻ってきたら右折し、県道228号線から県道38号線を古座川上流に向かうように車で走りました。
しばらく県道38号線を走って、トンネルを抜けたすぐ左側が河内島が見える場所です。
虫食岩より車で約6分で到着しました。
社殿はないけれど県道沿いに神社のような造りがあります。
ちょうど地元の方が車で来られてお掃除されていたので、きちんと手入れをされているのだなと思いました。
祭壇と燈籠、手水鉢があるだけのこの場所は河内島の遥拝所だそうです。
巨木で遮られて河内島は見えなくなっていますが、私たちはここから手をあわせました。
遥拝所のそばから河内島が見えます。
古座川の中に浮かぶ小島が河内島です。
河内祭でその河内島を廻る御舟の写真をよく見ますが、実際に河内祭を見たことが無いので一度見てみたいです!
ここがハイライトの舞台なのですね。
この日は台風後の影響で古座川がとても濁っていました。
本当は昔撮影したTOPの画像のように、とてもきれいな川なのですよ。
画像左がトンネルなのですが、その横の坂道を上って島の近くまで行きました。
私たちはこちらから行きましたが、トンネルの向こう側からも同じように行く道があり道は繋がっています。
坂の途中で見えた河内島です。
ここから見ると岩肌が見える三角錐のような島で、上部に木々がモコモコと生い茂っています。
坂を少し上ると鳥居が見えてきました。
河内島に向かって遥拝するわけは?
この鳥居の向こうに河内島が見えているはず!
島の最も近くではありますが、さすがに川幅もありますし、なにより聖域なので島へは渡れません。
河内島に一番近いこの鳥居のある場所から参拝しました。
少しでも間近で見たい!ので、木々の間からその姿を拝見しました。
ここからははっきりと全体は見えませんでしたが、河内島には鳥居も社殿も無いそうです。
それは河内島がご神体であるからで、島全体が河内神社と呼ばれています。
熊野信仰も滝や川、岩に神様が宿ると自然崇拝から始まったので、河内島もそのようなことなのかな?と思いました。
古座川上流が見えました。
この後さらに古座川に沿うように、この先、車は上流へ進んで行きます。
本来ならこのような澄んだ古座川を紹介したかったのですが、自然の力には勝てませんでした。
ぜひ皆さんが訪れた時は、このような風景に出会えたらと思います。
*これが若衆組の宿!? 大正モダンな「互盟社」 (こちら)
*何コレ!? 奇岩の「虫喰岩」 (こちら)
<河内島>
・所在地(河内神社) 和歌山県東牟婁郡古座川町宇津木
・参拝自由
・駐車場 無
・互盟社より車で約5分
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