樫野に建つ騎馬像は。

公開日 : 2018年04月21日
最終更新 :
筆者 : 麻巳子

第一次世界大戦後、分割占領された祖国解放に立ち上がったムスタファ・ケマル・アタテュルクは、指導者としてこの戦争を勝利に導いたトルコ国民の偉大な英雄である。(説明板より)

DSCN2502am.jpg

エルトゥールル通り

DSCN1642am.jpg

トルコ軍艦遭難慰霊碑より「エルトゥールル通り」を歩いてきました。

異国情緒を感じさせる通りの名前です。

DSCN1767am.jpg

画像は昔のものですが、駐車場から続くこの遊歩道をエルトゥールル通りと言います。

道中にはトルコ雑貨のお店やトルコアイスの販売もありますよ。

DSCN2489.JPG

遊歩道沿いの大きな説明板のある辺りから灯台のエリアという雰囲気になります。

緩やかな坂を歩いて行くと目の前に広がる空と広場。

自然があって広々としているので、大島の気候もあってかのんびり、ゆったりとした気分になります。

DSCN2495.JPG

真っすぐな道の向こうに樫野崎灯台が見えています。

灯台はもうすぐ。

ムスタファ・ケマル・アタテュルク騎馬像

DSCN2494.JPG

灯台の手前の広場左に大きな銅像が建っています。

こちらの銅像がトルコ建国の父といわれているムスタファ・ケマル・アタテュルク騎馬像です。

なぜこんな所に騎馬像が?

トルコつながりで?

と思われる方もいられるかもしれませんが、

トルコ共和国の初代大統領であり、エルトゥールル号殉難将士の墓域の大改修と新しい慰霊碑の建立を決定した方なのです。

DSCN6812.JPG

詳しい経緯は省きますが、もともとこちらの騎馬像は新潟へトルコ政府から寄贈された像でした。

エルトゥールル号の遭難120年に当る年にさらなる両国の友好と発展を祈って駐日トルコ共和国大使館より串本に寄贈・移設されました。

『本像の串本町への寄贈・設置にあたり支援をいただいた駐日トルコ共和国大使館、日本財団をはじめとする多くの方々深甚の感謝を捧げるものである。』と説明板には書かれており、多くの方々のおかげでこの地に移設されて本当に良かったなと思います。

また夫のブログ繋がりで新潟にお住まいの方も、こちらに移設されて喜ばれている風でした。

手綱をひき、右手を指すムスタファ・ケマル・アタテュルク騎馬像は、今はこの樫野の地に立派な姿で建っています。

*トルコとの友好の証 「トルコ記念館」の記事はこちら

*トルコ軍艦エルトゥールル号の遭難慰霊碑の記事はこちら

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。