串本の魅力がいっぱい!本州最南端の火祭りイベント
和歌山県の南部に位置する串本町(くしもとちょう)。
串本町の潮岬(しおのみさき)では、毎年1月の最終土曜日に「本州最南端の火祭り」が開催されます。
今年は1月27日(土)に開催されたので夫と見に行ってきました。
(本州最南端から眺める串本の海)
本州最南端の火祭りイベント
本州最南端の地の串本町潮岬にやって来ました。
私たちは午後3時半前に潮岬に到着し、これでも早く来たつもりでしたが会場周辺の駐車場は満車に近い状態でびっくりというより焦りました。
駐車場所を探していると会場近くの駐車場でちょうど車が1台出たので、タイミングよくそこへ駐車することができました。
イベント会場は潮岬観光タワー前に広がる望楼(ぼうろう)の芝で、駐車場から歩いて向かいました。
メインはクライマックスの望楼の芝焼きですが、イベントは13時より始まっているのですでに賑わっていました。
物産販売は地元の農産物販売なのかなと思っていたのだけれど、たい焼き、たこ焼き、フライドポテト、クレープ、おでんや雑貨の販売やスーパーボールすくいなどといった内容で、大人も子供も楽しめるようになっていました。
物産販売の並んだコーナーに、本州最南端のめぐみ「なんたん水」とアルファ化米が無料配布されていました。
なんたん水は、日本清流百選や平成の名水百選にも選ばれている古座川の水を原水とし、最新鋭の浄化である膜ろ過によって作られた水道水を原料としていている安全でおいしい串本の水だそうです。
ですがテーブルの上には商品は無く聞いてみると、なんたん水は追加で今取に行っていられるとのことでした。
地元の水を使用されているので以前から興味があり飲んでみたいと思っていたので、また追加で配布していただけるのが嬉しかったです。
後ほど夫がいただいてきてくれました。
1袋2本入りだったそうです。
こちらが「なんたん水」(500ml)です。
2012年にモンドセレクション金賞を受賞されています。
製造日から5年間保存ができるので災害備蓄用として利用できるので飲まずに保存しておこうかと思いましたが、配布されたなんたん水は賞味期限が今年の3月29日までとなっているので早めに飲んでみようと思います。
しょらさん鍋であったか
16:30~
「しょらさん鍋」がこちらのブースで振るまわれました。
「しょらさん」というのはこちらの方言で「愛しい人」という意味です。
愛しい人に食べさせたい心のこもった温かい鍋料理ということでこの名前がつけられたようです。
「しょらさん鍋」の名前は聞いたことがあるのですが、実際に食べた事はないのでどんなお鍋なのか楽しみでした。
すでに容器に用意されていたしょらさん鍋を大鍋に移し替え、鍋を火にかけて作られていきます。
用意されているしょらさん鍋は800人分でした。
大鍋は4つ用意されており、並ぶ時は4列になって並びました。
30分前の16時ごろに私と夫は先頭に並びましたが、後ろを見るとすぐに行列ができていてびっくり!
人気のしょらさん鍋です。
列の前にはテーブルが設置されていて、割り箸の束が用意されています。
しょらさん鍋を受け取る際は割り箸を持って行くのも忘れずに。
飲食スペースは無いので、立ちながらや芝生に座って食べられる方が多かったです。
しょらさん鍋をいただきました。
トビウオのつみれ、白菜、青ネギが入っています。
つみれにトビウオというのは珍しいと思うのですが、トビウオは串本の町の魚なのです。
トビウオのつみれは臭みも無く味が付いていて美味しかったです。
温かいお汁と一緒にいただいて温ました。
いただいた皆さんも心も身体もほっこり温かくなったことだと思います。
嬉しそうな顔を見てそう思いました。
串本の歌と踊りで盛り上がり!
同じく16:30~
潮岬(みさき)節保存会の皆さんの歌と踊りが披露されました。
潮岬地域に伝わる潮岬節を継承されていられるようです。
続いてはトルコ民族舞踊団の皆さんです。
御存知の方も多いと思うのですが、どうして串本でトルコなのかといいますと、
明治23年、トルコ軍艦エルトゥールル号が串本町の大島沖で遭難し、地元の人々が救助したことからトルコとの交流が始まりました。
今でもトルコとの友好関係は続き、大島にはトルコ記念館や慰霊碑が建っています。
初めて見るトルコの踊りはほんとに民族音楽!という感じで、小学生の頃踊ったマイムマイムを思い出してしまいました。
最後に観客の参加もありました。
踊って楽しんでいられる方を見ていると私も一緒に踊ってみたいと思ってしまいました。
マイムマイムぐらいしか踊れない私ですが・・・。
最後は串本節保存会の皆さんによる「串本節」の踊りです。
「♪ここは串本~ 向いは大島~」と親しまれている串本節です。
説は色々あるようですが、古くは江戸時代に旅の門付が伝えたといわれています。
全国に知られるようになったのは大正13年(1924)のことです。
アメリカの水上飛行機が世界一周の途中に串本に寄り悪天候のため旅立ちが10日ほど遅れました。
その間、退屈をまぎらわせるために披露されたのが串本節でした。
取材に来ていた報道陣が、後にそれぞれの地にもどって串本節を伝え、全国に広がっていったといいます。
写真でしか見たことがないのですが、このようなポーズを見ると串本節の人形を思い浮かべました。
昔、潮岬観光タワー内で串本節のビデオ上映を観てからずっと串本節を生で見たいと思っていたので見られて感激しました。
こういった機会でないと普段生で見られることは少ないと思うので、ぜひこのような機会に見ていただきたいなと思います。
また串本節も参加ができるので一緒に踊って楽しめますよ。
「まぐトル」くんです。
串本町内で養殖が盛んなクロマグロをモチーフとし、トルコの民族衣装を着ています。
まぐトルくんも踊りに参加されていましたよ。
踊りもゆっくり見たかったのですが、芋餠の販売があるので途中夫と何度か交代して並んでいました。
しょらさん鍋と芋餠の列に驚きです!
しょらさん鍋は余ったようで2杯目もいただいてしまいました。
17:00~
芋餠販売が始まりました。
数に限りがあるので、しょらさん鍋を受け取ってからすぐに芋餠の列へ並びました。
「潮岬の芋もち」です。
1パック100円でした。
その場で食べずお土産に持って帰ってきました。
きな粉をまぶした芋餠の中には、アンコが入っていて美味しかったです。
17:20~
式典の挨拶が行われました。
挨拶の後、餠まきがスタートしました。
お餅の中にはアタリがあり「儀平(ぎへい)」さんのうすかわ饅頭と引き換えでした。
儀平さんのうすかわ饅頭といえば串本だけでなく県内では有名で美味しいですよ。
この後17時30分から芝焼きが始まります。
潮岬に到着して芝焼きが始まるまで長いと思っていましたが、イベントが楽しくてアッと言う間に時間が過ぎたといった感じでした。
次はいよいよ芝焼きです。
つづきます。
・所在地 和歌山県東牟婁郡串本町潮岬望楼の芝
・実地日 毎年1月の最終土曜日
(気象状況ににより延期の場合は翌週)
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