「大門坂茶屋」で変身!平安衣装体験

公開日 : 2017年12月15日
最終更新 :
筆者 : 麻巳子

平安衣装体験をしてみよう

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熊野那智大社への参詣道である熊野古道「大門坂」。

かつては仁王像が立つ大門があったので、大門坂の名が付いたといわれています。

その大門坂にそびえ立つ夫婦杉の近くに大門坂茶屋さんは建っています。

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大門坂茶屋さんでは熊野詣が盛んだったころの平安衣装を貸し出してくれます。

私も旅の記念に体験をさせていただきました♡

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女性用の衣装です。

どの衣装もきらびやかでかわいいので、どれにしようかと悩みます。

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奥に見えるのが男性用の衣装です。

お子様用の衣装もあり、七五三で平安衣装を着られたかわいらしいお子さんを以前見たことがあります。

また、女性が男性用の衣装を着て男装されていたこともありお似合いでした!

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着付けは簡単で、二部式になっており、5分ぐらいで着付けてくださって完成です。

衣装はそれほど重くなく楽ですし、下も袴のような感じで歩きやすいですよ。

平安衣装といっても十二単ではなく「壺装束」といわれる衣装で、平安時代から鎌倉時代にかけての公家の女性が外出するときの衣装です。

熊野詣には白装束姿で歩き、参拝の時にこちらの壺装束でお参りされたのだとか。

市女笠から垂れる「虫の垂れ衣」は虫よけの役割もありますが、平安時代の貴族の女性が扇子や御簾を下ろして顔を隠していたように、顔を隠すという役割があります。

ちらりと見せる顔がちょっとミステリアスかも。

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こちらは以前撮影した後ろ姿の画像ですが、胸上に巻かれている赤い紐は魔除けの意味があります。

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首から掛けているこの筒状の物は薬入れですよ。

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こちらは男性用の衣装で公家の狩衣です。

平安衣装体験は女性が多いので男性は珍しく、観光客の方からも「男性は珍しい」と言われモデルとなって撮影された夫です。

男性にもおすすめです!

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今回、私たちは1時間のモデルコースを体験させていただきました。

平安衣装を着て夫婦杉周辺を散策するコースです。

カメラマンはいませんので、自分のカメラでの撮影になります。

平安衣装体験は何度かさせていただいており、毎年女将さんから年賀状が届きます。

この日、女将さんはお休みでお会いできなくて残念でした。

女将さんは日・月曜日にいられるそうなので、また曜日を選んでお会いしに行きたいです♡

<大門坂茶屋>

・住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山392-4

・電話番号 0735-55ー0244

・営業時間 9:00~16:00

・定休日 年中無休

・料金 

*モデルコース 2000円 (平安衣装を着て夫婦杉周辺での記念撮影)

*体験コース 3000円 (平安衣装を着て那智山散策)

・アクセス JRきのくに線「紀伊勝浦駅」から熊野交通バス約20分「大門坂駐車場前」から徒歩10分

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