はじめての熊野古道は「大門坂」がおすすめ!

公開日 : 2017年12月05日
最終更新 :
筆者 : 麻巳子

熊野那智大社に参拝し、那智の滝を見た後は、大門坂(だいもんざか)にやってきました。

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大門坂は世界遺産・熊野古道(中辺路)の一部です。

大門坂の名前は、昔、坂の到着地点に大門があったことに由来します。

「日本の道百選」に選ばれており、杉並木と石畳が古道の面影を残している美しい道です。

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大門坂の入口から歩いて行きました。

大門坂は約640m、歩いて約30分ほど。

バスのアクセスも良く、熊野古道としてはショートコースで、本格的なウォーキングが無理な方でも古道の雰囲気を楽しめるのでお勧めです。

大門坂を登りきると、熊野那智大社や那智の滝へと歩かれるのが一般的です。

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大門坂の途中には世界の博物学者・南方熊楠(みなかたくまぐす)が滞在したという大阪屋旅館跡や、関所の遺構である、石造の流し台や石造の石船も古道沿いにあります。

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関所跡のすぐ近くには石造りの鳥居があり、ここから神域という雰囲気が漂ってきます。

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鳥居をくぐればすぐに那智参詣曼荼羅(なちさんけいまんだら)に描かれている赤い橋の「振ヶ瀬橋」があります。

俗界と霊界の境目の橋であり、この橋を渡ればいよいよ聖域です。

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橋を渡った先に「鏡石」と呼ばれる大きな石があります。

祈り石だそうですよ。

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前方にまるで森のような杉並木が見えてきます。

その手前左の建物は「大門坂茶屋」で、平安衣装がレンタルできますよ。

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杉並木の入口、石畳の両側に立つ2本の杉は「夫婦杉」と呼ばれています。

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推定樹齢800年といわれている巨木です。

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夫婦杉を過ぎれば杉木立と石段の続く古道です。

熊野の自然や歴史を感じながら歩いてみてくださいね。

<大門坂>

・住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字那智山

(交通アクセス)

・バス利用の場合

紀伊勝浦駅前発 (那智山行20分) 大門坂下車

※ 大門坂にはトイレはありませんので、大門坂駐車場前で降車されて駐車場のトイレを利用されておかれても良いかと思います。

・駐車場

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無料の大門坂駐車場が県道46号線沿いにあります。

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駐車場から大門坂入口までは約200m、徒歩約3分です。

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