桃山町は桃の町
和歌山県の北部、紀の川市桃山町は和歌山では有名な桃の産地です。
桃山町の桃が美味しい理由は、土壌が砂地なので水はけがよく、温暖な気候等といった条件から甘い桃ができるのだとか。
春はピンク色をした桃の花が開花し、大勢の観光客が訪れます。
紀の川沿いに広がる桃の絨毯のような風景は「ひと目十万本」と謳われ、まるで桃源郷の世界です。
この「桃源郷」で栽培される桃は「あら川の桃」ブランドとして全国でも有名です。
ちなみにあら川という名は、平安時代から近世にかけて紀伊国にあった荘園・安楽川荘(あらかわのしょう)からきているようです。
現在の紀の川市桃山町全域と、東部の打田町の一部のよう。
ちょうど電線が入っていますが・・・堤防上から見ると山裾まで桃畑が広がっているのが分かります。
とてもきれいですよ。
そんな桃の産地、桃山町に桃の季節がやってきました。
こちらは2015年7月に撮影した桃の木です。
実は袋を被せて大切に育てられています。
そして収穫するときも、実が痛まないようにそ~っとそ~っともぎ取るのが大変らしいです。
地面に敷いているアルミシートの反射で下からも実に日光を当てているのですが、実が成長してくると袋の下部を破り、実のお尻の部分をピンクにさせます。
全体が白でも無く、ピンクでもなく、ほんのり一部分がピンク色に色づいているのが、あら川の桃の特徴かもしれませんね。
この時は桃の実がたくさん地面に落ちていてもったいない~!って思ってしまいました。
厚かましくもそれでいいからひとつ欲しいと思ってしまったのは内緒です。^^
今年も桃の販売が始まっていますが、今年は今のところ桃が少ないらしいです。
それでも先日の土曜日、和泉や大阪、奈良と県外の車も目にし、遠方から多くの人が桃を買いに求めに来られていました。
この時期、桃街道!?と思えるほど、あちらこちらで桃が販売されており、桃渋滞もおこっております。
組合のものですが、品種と時期の参考に。
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