まだまだあるぞ!すごい鍾乳洞(バンビエン情報③)

公開日 : 2011年10月07日
最終更新 :
Koun Lang Cave内部.jpg

インドシナ半島の山々は太古の昔は海でした。サンゴなどが堆積したライムストーン(石灰岩)は水に溶けます。やがて切り立った山になり、山の斜面に空洞をつくります。ラオスには人類未踏の地がたくさんあって、調査が進むにつれて新しい洞窟やで動植物が発見されていますが、このクン・ラン洞窟(Tham Khoun Lang)も外国に紹介されるようになったのはつい最近のことです。奥行きは300メートルです。まだ見学コースどころか歩く道もできていません。世界第2位だ、とのうわさもあります。その原始の姿を観に行きました。

Koun Lang Cave 13号線の入り口のサイン.jpg

バンビエンから13号線を60キロ、カシーの村にたどり着きます。ここにはあまり熱くはありませんが温泉も出ていて、村人がお湯浴びしています。カシー村から更に10キロほど北に進むとこの看板が左に出てきます。アジア開発銀行の支援を受けて、村おこしの観光サイトとして村の人たちがいま、ツーリスト用の道作りにいそしんでいます。しかし、まだ神秘に包まれた秘境です。

Koun Lang Cave カム族の田圃のでつくり小屋.jpg

純農村地帯の9月は実りの季節です。田圃には実をたわわにつけた稲穂がこうべを垂れていました。田圃の真中につくられた作業小屋にはひと山越えてやって来た家族が、稲のみどりに囲まれてお昼を食べていました。

Koun Lang Cave 滝の道をトレッキング.jpg

トレッキングコースも村人がつくり始めています。3時間の一般コースと4時間の健脚コースがあるそうです。森の中にはきれいな小川や小さな滝が無数にありました。時たまヨーロッパから洞窟探検隊が来るようになったそうです。村人を養成して専門ガイドも育ちはじめました。

Koun Lang Cave カム族の人たちの歓迎.jpg

この森にはヤオ族が住んでいます。私たちを出迎えて伝統衣装を身につけて挨拶に来てくれました。おいしいラオス料理が用意されていました。

この洞窟は今年から一般のツーリストにも解放されました。

鬱蒼とした亜熱帯雨林をトレッキングするには地元のガイドが必要です。バンビエンのツアー会社で往復の車も含めて手配してくれます。

二人以上なら100ドル程度でアレンジしてくれるようです。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。