まだまだあるぞ!すごい鍾乳洞(バンビエン情報③)
インドシナ半島の山々は太古の昔は海でした。サンゴなどが堆積したライムストーン(石灰岩)は水に溶けます。やがて切り立った山になり、山の斜面に空洞をつくります。ラオスには人類未踏の地がたくさんあって、調査が進むにつれて新しい洞窟やで動植物が発見されていますが、このクン・ラン洞窟(Tham Khoun Lang)も外国に紹介されるようになったのはつい最近のことです。奥行きは300メートルです。まだ見学コースどころか歩く道もできていません。世界第2位だ、とのうわさもあります。その原始の姿を観に行きました。
バンビエンから13号線を60キロ、カシーの村にたどり着きます。ここにはあまり熱くはありませんが温泉も出ていて、村人がお湯浴びしています。カシー村から更に10キロほど北に進むとこの看板が左に出てきます。アジア開発銀行の支援を受けて、村おこしの観光サイトとして村の人たちがいま、ツーリスト用の道作りにいそしんでいます。しかし、まだ神秘に包まれた秘境です。
純農村地帯の9月は実りの季節です。田圃には実をたわわにつけた稲穂がこうべを垂れていました。田圃の真中につくられた作業小屋にはひと山越えてやって来た家族が、稲のみどりに囲まれてお昼を食べていました。
トレッキングコースも村人がつくり始めています。3時間の一般コースと4時間の健脚コースがあるそうです。森の中にはきれいな小川や小さな滝が無数にありました。時たまヨーロッパから洞窟探検隊が来るようになったそうです。村人を養成して専門ガイドも育ちはじめました。
この森にはヤオ族が住んでいます。私たちを出迎えて伝統衣装を身につけて挨拶に来てくれました。おいしいラオス料理が用意されていました。
この洞窟は今年から一般のツーリストにも解放されました。
鬱蒼とした亜熱帯雨林をトレッキングするには地元のガイドが必要です。バンビエンのツアー会社で往復の車も含めて手配してくれます。
二人以上なら100ドル程度でアレンジしてくれるようです。
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