パレ・コーブルクの瀟洒なガーデン・レストラン
ウィーンの5つ星ホテルといえば、やはり両陛下やアメリカ大統領も滞在するホテル・インペリアルがダントツに有名ですが、地元では"パレ・コーブルク"(コーブルク宮殿)という名の豪華で瀟洒な宮殿ホテルが高名です。
先日そこのガーデンレストランでランチをする機会があったので、紹介しますね!
まずこちらがパレ・コーブルクの外観。
中世にはウィーンの城壁となっていた場所ですが、16世紀の改築後、フェルディナント・フォン・ザクセン=コーブルク=ゴータ公爵がここに宮殿を建てたことが始まりです。
(因みに、ザクセン=コーブルク=ゴータ夫人という方が知り合いがいるのですが、何とこの公爵の末裔なのだそう!)
内部は当時の古い城壁をそのまま生かしてあり、歴史的でありながらこの上なくモダンというアヴァンギャルドな造り。
おもしろいので、一度見てみる価値は大いにあります。
入って左側のバルコニーを覗けば、美しいモザイク柄で表現された1850年当時の旧市街地図を俯瞰することが可能。
入り口横のエレベーターで2階に上がると、ガーデンレストランのクレメンティーネに直結しています。
緑の多く植わった空間は、暑い夏でもどことなく涼しさを醸し出しているのが嬉しいところ。
ウィンターガーデンも併設されているので、雨天時や寒い季節でも大丈夫です。
こちらは私のオーダーした自家製フルーツジュース(うろ覚えですが、ミカン味の自家製炭酸飲料だったような!?)。
ただし、パレ・コーブルクは城壁地下内に築かれた大きなワインセラーが有名ですので、ワインを味わってみるのもお勧めです。
泡立てられたバターと、以前の記事(カボチャの種やナッツもトッピングされている、ウィーンの自然派ベーグルを味わう)で紹介したオーガニックベーカリー"ヨーゼフ"のハンドメイドの黒パン。
こちらのカルダモンとレッドビーツソルトがトッピングされたバターはこの上なくクリーミーで、持って帰りたくなるほど!
メインのカモの胸肉。
皮がパリパリにグリルされたものを勝手に想像していたのですが、登場したこちらのカモ肉はとても柔らかく煮込まれていて食べやすかったです。
ソースはマスタード風味で、ほうれん草の苦み、サツマイモチップの甘みおよびルバーブの酸味とよくマッチしていました。
でも万人受けするというよりは、好き嫌いの分かれる味かも・・・!?
こちらは連れのオーダーしたビーフ・タター(※)。
生のビーフ自体は申し分ないクオリティでしたが、味付けがなぜかまたマスタード風味。
タターはもっと美味しいところがあるかも・・・。
(※)いわゆるタルタルステーキで、生の粗みじん切りの牛肉と様々なスパイス、卵黄で和えたディッシュ。
満腹になったので、今回はデザートを頂かずじまいでした。
また再訪の機会があれば、レポートしますね!
クレメンティーネ(Clementine)
住所:Coburgbastei 4, 1010, Wien、パレ・コーブルク・レジデンツ内
営業時間:毎日7:00~22:30
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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