オーストリアならではのケーキ【1】 トプフェントルテ
皆さんは"トプフェン"という食材を耳にしたことがおありでしょうか?
トプフェンとは、ミルクに酵素を添加し、乳酸発酵によりできた沈殿物を漉した乳製品の一種で、地域によっては白チーズと呼ばれることもあります。
このトプフェンは日本ではまだあまり浸透していない珍しい存在であるものの、こちらオーストリアでは日常的にとても親しまれている素材。ということで、今回はこのトプフェンを用いた美味しいトルテ(ケーキ)を紹介したいと思います!
見た目こそベイクドチーズケーキに似ていますが、乳製品独特の酸味とほのかな甘味のバランスが絶妙で、非常にさっぱりと軽快な味わい。オーストリアには伝統的に甘くて重めの食感のケーキ類が多い中、しっとりとしていながらもどこかエアリーという舌触りは摩訶不思議ですし、甘いものがちょっぴり苦手・・・という方にも自信をもってお勧めできます。
このトプフェンはレアもしくはベイクドで頂くケーキ以外にも、パイやペイストリー、クレープ、お団子等の具として用いられたり、はたまた乳腺炎に苦しむ授乳中のお母さま方が冷やして患部に塗布したりと、食材だけでなく民間療法でも活躍する万能選手。
オーストリアの生活に深く根差し、古くから現在まで欠かすことのできない素材の一つであると言えるでしょう。
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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