ウィーン風カツレツといえばここ! 巨大かつ絶品のシュニッツェル

公開日 : 2012年08月16日
最終更新 :

日本で知られているウィーン料理ナンバーワンに上がるディッシュと言えば、何と言ってもウィーン風カツレツではないでしょうか。ここウィーンではウィーン風カツレツは単純にSchnitzel(シュニッツェル)と称されますが、観光客が頻りと訪れるレストランではわざわざ"Wiener"(ウィーン風の)と形容詞を付けて"Wiener Schnitzel"(ヴィーナー・シュニッツェル)呼ばれたりもします。

余談ですが、沖縄出身の友人から伝え聞いたところ、沖縄では沖縄そばのことを、ただの「お蕎麦」と呼ぶそうなので、わざわざその土地特有の郷土料理に土地名を付けて呼ばないのは、これと同じ現象かと。ただし著者の実家神戸では、"お肉"と言えば豚でも鶏でもなく「牛肉」を指しますが、必ずしも「神戸牛」とは限りません(笑)。

本題に戻り、ウィーンで一、二を争うシュニッツェル・レストランとして有名なのがこちら。

ウィーン1区中心街に2店舗出店している老舗、Figlmueller(フィグルミュラー)。

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こちらのお店は、何と言っても特徴的なのがシュニッツェルのお味ともに、そのサイズ!

普通サイズをオーダーすると、女性の顔2つ分くらいの巨大カツレツが、これまた巨大なディッシュに乗ってご登場します!

Figlmueller-schnitzel-2012-b.jpg

ケルナー(ウェイター)さんも、運ぶ傍からシュニッツェルがお皿からいよいよはみ出てこぼれ落ちそうになったので、手でつかんで位置を直していました。(日本で、お客様の前で食べ物に素手で触れるのは御法度ですが、こちらの大衆レストランだと起こりえてしまう事態です。あまり神経質にならず、笑って流しましょう)

ただし、このシュニッツェルは筋肉繊維の向きに沿って、相当叩いて平たくなって調理されるため、大きさの迫力の割にはぺろりと食べられてしまう大きさ。

また、食の細いご年配の方や女性には、"Damenportion"(女性サイズ)も存在するので、そちらをお選びください。

Figlmueller-kartoffelsalat-b.jpg

柔らかく茹でられたじゃがいもとフォーゲアルサラダ(ラムズレタス)を自家製の香ばしくて美味しいバルサミコ・ドレッシングで和えたもので、著者がこちらに連れてきたゲストでこのサラダを「美味しい!」と言わなかった方は見たことがありません。バルサミコ風味とはいえ、甘めのマイルドなテイストですので、お子様も喜んで食べてくれることでしょう。

この他にもシュニッツェルを扱う老舗はあるのですが、こちらのフィグルミュラーがウィーンで一番人気ということで、今回紹介いたしました。

日本でもウィーン風カツレツ、ウィンナーコーヒーはお洒落なスポットでたまに見掛けることもありますが、本場のものとは全く異なることが往々にしてあるので、宜しければぜひこちらのレストランで本物を味わってみて下さいね!

デコバナー藤子のバレンタインプレゼント-a.gif

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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