ワインバーの贅沢ランチを破格で頂く

公開日 : 2010年04月10日
最終更新 :

オーストリア料理で、美味しくて、中心地からアクセスが良くて、雰囲気満点で、オーストリアン・ワインも窘めて、デザートも堪能できて、その上"お手頃"なレストランはあるかしら?

多くの方がこのような期待を胸にウィーンにいらっしゃるのではないかと思います。

しかし、ここまで贅沢な望みを叶えてくれるレストランなんて、果たして存在するのでしょうか???

実は存在します!!!!!

本当はあまり広めたくはないのですが、特別にウィーン特派員ブログ読者の皆様だけに、とっておき情報をお教えします!

◆WEIN & CO. (ヴァイン・ウント・コー)

DSCN8101-a.jpg

店内は絶妙なライティングや、シンプル且つモダンなインテリアが印象的。スタイリッシュな空気の中でリッチなお食事を愉しむことができます。また、暖かい時期はテラス席が設けられるので、白いパラソルの下で風に吹かれながら、シュテファン寺院を酒の肴に、ワインと洒落込むことも可!(写真後方に見えるのがシュテファン寺院)

さて今回ご紹介したいのは、ここのランチ・メニュー。

月〜金の平日限定で、珍しい食材のディッシュとワインが破格で味わえてしまいます!

お値段は前菜とメイン併せてたったの9.9ユーロ!!!

お手頃で美味しくて立地も最高とあり、店内はスーツ姿のビジネスマンや、お喋りに花を咲かせるマダム達でいつもいっぱいです!

この日私が試したのは・・・

【パン】トマトやクルミの入ったブラウンブレッド(黒パン)、3種類。

添えられたスパイス入りのオリーブオイルで頂きます。

【ワイン】オーストリアは、何といっても白ワインがお勧め!

DSCN8090-a.jpg

辛口がお好みの方にはリースリンク、マイルドな口当たりをお望みの方にはグリューナー・ヴェルトリナーをどうぞ。ウェイターに好みを伝えてお勧めを聞くのも手ですし、併設のワインショップで自ら探し回ってオーダーするのも一興です。(グラス約3ユーロ〜)

アルコールに弱い方は、白ワインをソーダウォーターで割って飲むgespritzt(ゲシュプリッツト)、アルコール以外をご希望の方には、ミネラル・ウォーター(炭酸ガス入り)がヨーロッパの食事に良く合うのでお勧めです。勿論、無料の水道水(Leitungswasser/ライトゥングスヴァッサー)を頼んでもOK。

【スープ】Auberginen-Paprika-Suppe エルサレム産のアルティチョーク&パプリカ・スープ

DSCN8091-a.jpg

流石WEIN & CO!と拍手したくなる素材のセレクションとお味でした。

前菜はスープかサラダのチョイスであることが多いので、その日の気分に合わせてお好みのものをお選び下さいね。

【メイン・フィッシュ】Gegrillter Branzino Blattspinat & Kapernbutter

ブランチーノ(魚)のグリルとホウレンソウのヴィネガー・バター風味

DSCN8092-a.jpg

このグリルされたブランチーノと茹でたホウレンソウが、これまた絶妙なヴィネガーとバター・ソースで和えられています。カリッとした歯ごたえとも相まって、とても満足度の高い一品でした。

(スープとセットで9.9ユーロ)

DSCN8097-a.jpg

しっとリッチ(しっとり&リッチ)なお味のチョコレート・ケーキに、甘酸っぱいラズベリーのシャーベットが素晴らしくマッチしていました!見た目は小さいですが、食べごたえ十分のデザートです。(約3.5ユーロ)

デザートも日替わりで、ランチとは別料金ですが、お腹に余裕があれば是非トライしてみて下さいね!

【マナー】お会計とファッション

お会計はテーブルにウェイターを呼んで支払います。

チップは少額であれば、小銭を切り上げる程度でOK。

例えば、7.6ユーロ⇒8.0〜9.0ユーロ

     16.8ユーロ⇒17.5ユーロ〜18.5ユーロ

但し合計額が100ユーロ以上の場合は、10%〜を目安に、少し多めに置くのがスマート。

ここは堅苦しいレストランでは全くないのですが、それなりに着飾った人も見えますので、ハンティング帽にスニーカー等のカジュアル・ファッションよりも、少しエレガントな服装でお越し下さいね。特にディナーやワイン・バー利用の際は、多少のドレスアップはマストです!

【お土産】併設のショップでワインを買おう!

最近テロ対策で、どのエアラインでも「液体物はスーツケース、預け入れ荷物内のみ可能」となってしまったので、ワイン(特に赤)を買って帰るのは少し心配。割れたらどうしよう?

でもせっかくオーストリアまでいらしたのですし、オーストリア産のワインは日本では手に入りにくいので、1‐2本買って帰られると良い思い出になるのではないでしょうか。

お土産としても、とっても喜ばれます!

(ただし、必要に応じて税関でのご申告はお忘れなきよう!)

DSCN8532-a.jpg

【赤】Blafraenkisch(ブラウ・フレンキッシュ):フルーツの香り高く、タンニンを多く含むストロング・テイスト。

   Zweigelt(ツヴァイゲルト):酸味が強く、フルーティーでタンニンの少ない、まろやかな口当たり

【白】Gruener Veltliner(グリューナー・ヴェルトリナー):フルーティ、フレッシュ、インテンス・ブーケ、レモンとピーチのテイストが仄かに漂います

   Welschriesling(ヴェルシュ・リースリンク):酸味の効いた、さくらんぼと杏の仄かな味わい。

が有名です。オーストリアのワインを特別にご所望の方は、ワインのキャップがオーストリアの国旗(赤‐白‐赤のストライプ)になっているので、そこで見分けられても良いかと思います。(オーストリアの国鳥、鷲のマークもちょこんと付いています)

一番美味しいオーストリアン・ワインは東オーストリアの、Burgenland(ブルゲンラント)産とSteiermark(シュタイヤマーク)産のもので、名声こそフランス・ワインに劣るものの、味は同格、もしくはそれ以上という評判もあるほどです。

オーストリア滞在中に、是非色々飲み比べて、自分のお好みを見つけて下さいね!

WEIN & CO., Wien, Stephansplatz/ヴァイン・ウンド・コー、ウィーン・シュテファンズプラッツ店

住所:Jasomirgottstrasse 3-5, 1010 Wien/ヤソミアゴット通り3−5番、ウィーン1区

(シュテファン寺院正面の小道を入って徒歩30秒)

電話: (0)1 - 535 09 16

Fax: (0)1 - 532 10 34

開店時間: 月〜土 10:00 - 02:00、日・祝 11:00 - 24:00

WEIN & CO., Wien, Naschmarkt/ヴァイン・ウンド・コー、ウィーン・ナッシュマルクト店

住所: Getreidemarkt 1, 1060 Wien/ゲトレイデマルクト 1番、ウィーン6区

(ナッシュマルクト入口、右向かいの角)

電話: (0)1 - 585 72 57

Fax: (0)1 - 585 72 57-14

開店時間: 月〜金 10:00 - 24:00、土 09:00 - 24:00、日・祝: 11:00 - 24:00

WEIN & CO., Wien Schottentor/ヴァイン・ウンド・コー、ウィーン・ショッテントーア店

住所: Dr. Karl Lueger Ring 12, 1010 Wien/ドクター・カール・リュガー・リンク 12番、ウィーン1区(リンク沿い、ウィーン大学向かい)

開店時間: 月〜土 10:00 - 01:00、日・祝 11:00 - 24:00

電話:  (0)1 - 533 85 30-12

Fax:  (0)1 - 533 85 30-10

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。