パリに移住して活躍している日本人女性の生き方(Qバッグのケイトさん)

公開日 : 2019年03月08日
最終更新 :
筆者 : みやなお

こんにちは。バンクーバー特派員のみやなおです。

皆さんは、"海外に一人で移住して、そこで仕事・生活の全てを自分自身で一から作り上げる"ということについて、どう思われますか?

「やってみたい」と思われる方もあれば、「一人で移住するなんて無理」・「日本から離れて一からスタートするなんて、かなり大変」等、尻込みされる方もいらっしゃることと思います。

でもね、「私の人生は、こんなもんだしな〜」と、人生をそのまま受け入れるとなんてないんです。人生は自分で変えていくことができます。夢に向かってひたすら進んでいくことが大切。そのことを証明してくださっている一人の素敵な日本人女性がいらっしゃいます。

この記事では、皆が憧れるパリ!に単身で渡って、お仕事・ライフスタイルとも、充実してキラキラと輝いていらっしゃる日本人女性の話について書いてみたいと思います。

その方は、今現在、インスタグラム・TWITTER等で火がついて人気が沸騰しているQバッグをプロデュースしていらっしゃる、パリ在住のケイトさん。一人の人間・女性としての彼女の魅力について掘り下げてみようと思います。(万が一、Qバッグをご存じないとおっしゃる方のために、笑、Qバッグのインスタグラム・アカウントは@qbag_japan

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そのケイトさんに直撃インタビューをして、パリに移住されたきっかけ、パリでの生活、ケイトさんのこれからの目標など、お話を伺うことができました。

ケイトさんへの質問1:パリに移住しようと思ったきっかけは何だったのですか?

ものすごく単純な話なのですが、女優の沢尻エリカさんが好きで、彼女はお母さんがフランス人でモンサンミッシェルを舞台にした写真集などを目にしてフランスに興味を持ったことが、そもそも最初のきっかけです。

私は小さい時から裁縫や編み物などを、母から教えてもらって、お洋服や雑貨が好きで『ファッションを仕事にしたい、そして自分のセレクトショップを持ちたい』と思っていて、「それならやはりフランスはフランスでもパリがいい」と思ったのがきっかけです。

加えて、初めてパリに来た時に、私はここの街が合っていると直感で思ったことも決め手になりました。

ケイトさんへの質問2:パリ移住までの経緯で大変だったことについてお聞かせください。

私は決めたらやるタイプなので、日本からパリに移住するまでに大変だったことは特にありませんでした。仕事もすんなり辞めて、パリに行く半年前くらいに、エージェントにコンタクトを取って、着々とワーホリビザの準備を進めました。

大変だったことは、ただでさえお金をあまり持ってないのにパリにきて人生で初めて無給で働いたことくらいでした。(1ユーロ€のバゲットを買うかどうか悩んだときもありました。泣)

海外ってどこもそうなのかはわからないのですが、パリは住むところを探すのに、皆、一苦労(ひとくろう)します。住むところが見つかっても、"大家と相性が悪かったり"、"ネズミが出たり""水道が壊れたり"と家問題がとっても多いのがパリです。

しかし、私は幸いにもパリで住むところに困ったことはなく、持ち前の運の良さで乗り切りました。笑。パリ滞在が長い方にそれを話すと、「それは相当、運がいいですよ」と言われました。

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ケイトさんへの質問3:ケイトさん にとってのパリとは、どんな場所ですか?

私にとってパリは『幸せとは何か教えてくれる場所』だと思っています。

なぜかというと、日本でいた時、私は本当の意味で幸せではなかったです。

沢山友達がいて、沢山お金があって、沢山旅行に行って、沢山美味しいものを食べ、好き放題していたのにも関わらず、『何か物足りない、満たされない、心の穴が埋まらない』といった感情によくなっていました。

「私の幸せって一体なんなんだろう」お金を稼げば稼ぐほど幸せになれると思っていたけれどキリがなく、1人もがいていました。

でも、パリに来て必死で生きて、自分の仕事を勝ち取って、自分にしかできない仕事をしている今は、自分がやってきた証みたいなもの=蒔いた種に芽が生えたという喜びを味わうことができます。

幸いにも、それを共有できる仲間ができ、辛いときに支えてくれるパトーナー(ピエールさん)もできました。特に『お金を使わずに人生を楽しむ』ということを、ピエールさんには、沢山教えてもらっています。毎日が発見の連続でとても楽しいのです。

『新しい世界を見せてくれる』

それは刺激的ということではなく、日本人といたら絶対に気付けない気付きを与えてくれるということです。

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ケイトさんへの質問4:ピエールさんとの出会いについて、教えていただけますか?

ワーホリで働いていた時に、「私はフランスでパートナーを見つけて結婚したいんです」と、お客さんで来ていた日仏夫婦の日本人の方に相談していたところ、その話を隣で聞いていた店長がいました。

そこにたまたま、親日家のフランス人2人組が来店したところ、店長が「この子にだれかフランス人を紹介してやってくんない?」って、突然言い出したところ、本当にそのフランス人の方が「シャイだけどいい奴がいるよ!」と、ご丁寧にメールアドレスと電話番号、写真付き(お見合いか、笑)を添えて送ってくれました。

紹介といっても、とても不思議なパターンで、「もしこれが私が口に出していなかったら、店長が私の話を聞いていなかったら、紹介してくれたフランス人が来店していなかったら」、この紹介には繋がらなかった。

そう思うと、この紹介も偶然ではなかったのかなと思います。

人生って不思議ですね。思ったことは口に出してみるものですね。

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ケイトさんへの質問5:ケイトさんの今後の夢(お仕事)について教えてください。

今後の夢(仕事)

色んなところを飛び回って仕事がしたいです。

現に今もなかなか飛び回っているのですが、もっともっと飛び回って会いたい人に会いに行って好きな人と一緒にお仕事したり、『仕事とプライベートの境界線がなくなる』ようなライフスタイルをするのが夢です。

自分がプロデュースした商品をヒットさせたり売り込んだり、私は商品を作るよりも商品と消費者の架け橋になることが何よりも好きです。パリに来てから、そのことに気付きました。

今後は沢山の商品や企業と携わって、お仕事がしたいと思っています。

ケイトさんへの質問6:ケイトさんの今後の夢(プライベート)についても教えてください。

プライベートな夢は本当に普通です。

『ピエールさんと結婚して、子供2人と猫ちゃんとスローライフを送ること』が夢です。

そして大好きなパリのことを発信し続けたいです。ビザが取れたらparisのYouTubeを始めたいと思っているところです。

KEITO FINAL FINAL 4

ケイトさんへの質問7:読者へのアドバイスを一言お願いします。

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*人生は泣いても笑っても一回です。20代という貴重な時間は二度と戻ってきません。遅すぎることはあっても早すぎることはありません。

*迷ったり悩んだりする時間があるなら、挑戦しましょう。

*好きなことを仕事にしたいなら、徹底的にそれをやり尽くすこと。

*もうダメかもしれない。という壁を超えると自分の中で成長ができるはず。

*目の前のことをとにかく全力でこなしましょう!

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ケイトさんは、パリ生活を200%満喫されています。華やかなファッションの世界:インスタグラムで大ヒットのQバッグのお仕事で活躍されています。素敵な人生のパートナーも得られました。

でも、彼女は、今現在経験している幸せを、自分の手で掴まれたのです。好きなことに挑戦して、自分の中の壁を超えて、不可能だと思われることも、可能にして来ました。

これからもケイトさんの挑戦は続きます。一瞬として立ち止まることなく、常に夢・目標を目指して頑張ってらっしゃる。

私自身、海外に一人で移住して、一から全て自分で築き上げました。「自分が願って選択して、自分の思う通りに人生を築き上げていける」ということです。ケイトさんの生き方には、私も深い共感を覚えます。

人生は泣いても笑っても一回。人生はいくらでも変えていくことができますよ。もちろん、それに運・タイミング・ご縁等が関わってはくるのですが、最後は自分の決断・行動・努力。ケイトさんの生き方が、それを教えてくださっています。

ケイトさん、今後もますますのご活躍とお幸せをお祈りしています!

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ケイトさんの素敵なインスタグラム・アカウントはこちら @paris_keito

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